2024年 4月 26日 (金)

「化学物質過敏症」患者100万人!主婦に増加中

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   化学物質過敏症で悩んでいる人は推定で100万人いるという。20代から50代の主婦に増えていて、香りの柔軟剤など実に多くのものが原因となっている。古村美樹さん(44歳)は26歳の時に高熱で倒れ、車椅子の生活を余儀なくされた。「症状が頭痛、めまい、吐き気、皮膚のただれで、膠原病などさまざまな原因を考え、40以上の病院を転々としましたが、発症から10年目でようやく化学物質過敏症と診断されました」

洗剤、壁紙、スーパーの領収書インクなどでも症状悪化

   古村さんの症状悪化させた原因物質は、洗剤や壁紙、スーパーのレジで打たれた領収書のインクなど身近な化学物質で、呼吸困難になったり、数日間寝たきり状態になっていったという。

   なぜ多くの病院を周りながら、何年も原因を突き止められなかったのか。化学物質過敏症の専門医・吹角(ふきずみ)隆之氏は、「あらゆる臓器であらゆる症状が出ます。一方、医者は自分の専門分野から診るし、その他の症状へは対応できない。つまり患者に起きている全体の症状把握ができる医者が極めて少ないんです」と説明する。

   中谷文彦アナ「この病気は誰でもなる病気ですか」

   吹角医師「なります。とくにアレルギー疾患のある人はなりやすい傾向にある」

発症防ぐ3つのポイント

   福島県南会津町にある化学物質過敏症の療養施設「あらかい健康キャンプ村」では、この病気のたった一つだけ治療方法を実施している。農地やゴルフ場などから離れて、「化学物質から徹底的に離れて暮らす事です」(代表・池谷純二氏)と言うここのロッジは全て天然木と珪藻土で作られ、洗剤や石鹸は無添加。3~4か月過ごすと体調が回復していくという。

   中谷アナが吹角医師がまとめた「化学物質過敏症発症を防ぐための知識」を紹介した。①大量に化学物質を浴びない②少しずつでも持続的に浴びない③発症すると次から微量被曝でも健康被害になりやすい―なのだというが、どこでどんな化学部物質にさらされているのかが、細かくわからなければ防ぎようがない。そのあたり、番組としては不親切だった。

(磯G)

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