オウム菊地・高橋ネタみ~んな一緒…もっと頭と足使え!テレビワイドショー

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「オウム真理教元信者 菊地直子逮捕ニュースについて」(各局の情報番組)2012年6月3日~

   第1報の逮捕ニュースが横並びの内容になるのは仕方がないが、時間的余裕のある翌日のワイドショーやニュースショーが、みんな似たりよったりの切り方をしていて、テレビはつくづく安易だと思った。逮捕時の車の中の顏、警察おさげ渡しの現在の菊地の痩せた立ち姿、地下鉄サリン事件当時の事件現場など、みーんな一緒。それに久しぶりの有田芳生や江川紹子のコメント付きである。
   テレビは絵がありさえすれば時間が稼げる。だから、絵だけ撮って頭を使わない。潜伏先のあばら家の前からレポーターが一言二言喋れば「報道した」という気分でいる。加えて、喉元過ぎければケロリと忘れる付和雷同型メディアであるから、数年前から逃走中の3人がいたにもかかわらず、熱が冷めて、ほとんどオウムネタは取り上げられなかった。平田信の出頭後もすぐ熱は冷めた。
   今回の逮捕でわかったことは、菊地も高橋も東京近郊で普通の市民に紛れて生活していたにもかかわらず、近所の人で疑った人たちがいたにもかかわらず、テレビは全くそういう情報に接近出来ていなかった。つまり、1部のNHK番組を除いて、テレビは独自の調査報道が出来ないし、しないのだ。インターネットによる怪しい人物のチクリ合戦は、第2次大戦中のナチスのゲシュタポを彷彿とさせて縁起でもないからノーサンキューではあるが、これほどの市民監視社会の中のテレビとしては、非常に物足りないものを感じる。

(黄蘭)

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