う~ん食べてみたい!門前仲町の天ぷら名人…料理もお洒落も人生も見事

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「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)2012年6月11日22時~

   昔やっていた「プロジェクトX」など、この局の似たような番組にはある種の臭みがあって敬遠していたのだが、今回、初めて見てみた。登場人物に興味があったからである。それは門前仲町で店を持っている天ぷら職人の早乙女哲哉(66歳)。予想通り面白い人物だった。見かけは普通の痩せたオジサンだが、これが物凄い。
   天ぷらというと、筆者はたまに新宿の「つな八」本店に行くぐらいで、そもそも脂っこいものが好きではないので銀座の「天國」にも忙しくて行かない。しかし、天ぷらと江戸前寿司だけは専門店に行かねば、本物が味わえないと思う。家庭料理の天ぷらは別物だ。
   早乙女は15歳の時に修業の為に上京して弟子になったが、気が弱く、客の前に出ると手は震え、脚もガクガクして苦痛だったそうだ。長年自分の気の弱さと闘ってきて、今ではむしろ財産になっている。彼の天ぷらは究極の素材生かしとでもいおうか、車エビは中心部を生のまま、周囲は火が通るように、細心の注意を払って油の温度と揚げ時間を考えるのだ。中心部が生のために得も言われぬ甘味があるという。密着カメラに拍手。うーん、食べてみたい!
   彼はソフト帽を被りおしゃれをして外出する。日本一の寿司職人・小野二郎の握る寿司を食べに行くのだ。小野は80代だがピンシャンしていて、名人同士、相通ずるものがあるのだろう、下町の粋なる雰囲気が伝わってくる。うーん、これも食ってみたい!

(黄蘭)

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