衝撃速報!って本の宣伝かい!?安直の極み…もうテレビに「明るい未来」なし

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「衝撃速報!アカルイ☆ミライ」(TBS)2012年6月17日19時57分~

   4月にスタートした情報バラエティである。毎週、数冊の本を取り上げ、その内容を映像で紹介していくもので、この日に取り上げられた本は、「天草テレビ 女子アナはおばあちゃん 老後を変えたインターネット」(西松宏著 天草テレビ電子書籍事業部)、「おやじダイエット部の奇跡『糖質制限』で平均22kg減を叩き出した中年男たちの物語」(桐山秀樹著 マガジンハウス)、「悪魔のささやき『オレオレ、オレ』日本で最初に振り込み詐欺を始めた男」(藤野明男著 光文社)の3冊だった。
   出演はラサール石井、東貴博、つるの剛士、優木まおみ、春香クリスティーンで、とくに司会は立てておらず、出演者が回り持ちで担当本を紹介する。話題の本を取り上げ、中身をわかりやすく見せてくれるので、それなりのおトク感はある。作り手にとっても毎月6000~7000冊も出版される新刊本はネタの宝庫だし、出版社にとっても本が売れない時代にテレビで紹介されることが売れるきっかけになればという淡い期待を抱いて協力しているのだろう。
   テレビ局と出版社の利害が見事に一致した番組といえる。が、何か引っかかる。本の内容をトレースするだけで、そこに制作者の考えや思いは入らず、まるごと本の宣伝番組に成り下がっている。これではテレビに「アカルイ☆ミライ」などなさそうだ。

(白蘭)

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