「一体改革法案の前原一任」でガス抜き終了!民主党内は「撃ち方止め!」

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   消費増税法案をめぐる修正合意について、きのう19日(2012年6月)に 開いた民主党内の合同会議は、小沢元代表に近い議員から異論が噴出して調整がつかず、前原政調会長が一任を求めて討議を打ち切った。きょう朝、帰国した野田首相は両院議員懇談会で自ら説明するともみられるが、21日の法案採決を危ぶむ声も出ている。

小沢「野田さんかなりのもの」、反小沢実力者「もう挙党一致」

   出席議員によると、討議の打ち切りに「おかしい」と怒号が飛び、飲み物を投げつけるなどもあった。「もう最悪よ」という議員。前原が非常口から退出するという騒ぎだったらしい。本人は「逃げたわけじゃない」と言っていたが。

身を切るのは…

   これと同じ時間に、小沢・鳩山両元代表が会談して今後を話し合っていた。造反が何人になるのか勝負で、すでに小沢グループの議員は中間派の取り込みに動き、野田の意を受けた中間派議員は小沢グループ切り崩しに動く。54人で過半数割れ(民主、国民新党)になるが、いま50人から60人という数字が言われている。きわどい。小沢にしたら、自派議員80人としていたのに、ここまで追い込まれるとは思っていなかったということだろう。小沢は会談で「(野田は)菅さんと較べかなりのものだ」と、野田を評価し始めた。

   どのみち採決のときに明らかになるのだが、党分裂という見方にも揺らぎが見えた。先週、「小沢先生、鳩山先生、どうぞ反対なさってください。国会はすっきりしていい」としていた渡部恒三・最高顧問だったが、きのうは一転して「(前言を)撤回します。与党は心を一つにして挙党一致になるように願っています」と撃ち方止めになった。どうも民主党内は「一件落着」という感じなのだ。

   慶応大教授の片山善博片が面白いいい方をした。「なんでこんな稚拙なことをするのか。一任というのは、 任せる方が言うことで、オレにまかせるのが一任というのはちょっと世間の常識とは違う。重要なのが赤字公債の特例法。これが通らないと、予算の執行ができない。自民はこれも人質に取っている。去年も菅さんはこれを通すために辞意を表明した」

国会乗り切れても「次の選挙」で消費増税を説明できるか

   「朝ズバッ!」はここで民主党が公約した「身を切る改革」はどうなったかを検証した。 まず国家公務員の給与、国会議員の給与削減は、まあ期間限定ながら実現した部類。次の年金一元化と独立行政法人改革は論議途中だが、公務員側の巻き返しなどで雲行きが怪しい。政党交付金の減額や国の出先機関の廃止などはほとんど手つかず。

   司会のみのもんたが政党交付金で熱くなって「切らなきゃダメ」とわめいていたが、菅内閣で総務相を務めた片山が「菅さんはアクションプランを作ってずいぶん力を入れて、詰めのところで野田さんに代わった。野田さんは役人が嫌がることやらないんですよ」という。

   みの「このボードとっておいて、野田さんが来た時に聞いてみよう」

   片山、「民主党に投票した人たちはみなあっけにとられているでしょうね。今回の合意は乗り切れるかも知れないが、次の選挙でどう説明するんだろう」

   まったくだ。辻褄合わせはほとんど不可能だもんね。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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