市販の風邪薬・鎮痛剤でも死ぬ「SJS」副作用―2年半で131件の死亡例

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   ちょっと前の「あさイチ」(2012年6月15日)なのだけれど、市販の風邪薬や解熱薬・鎮痛薬で重い副作用が出る「スティーブン・ジョンソン症候群(通称SJS)」が増えているという深刻な内容なので、あらためて紹介しておこう。厚生労働省の調べでは、この2年半の間にSJSによる死亡例が131件あり、治っても後遺症で悩んでいる人も少なくない。

「高熱、口・目・のど腫れやただれ、皮膚ブツブツ」直後に意識不明

   大阪在住の辻直江さんは17年前にSJSに罹った。右目は失明し左目もほとんど見えていない。当時、辻さんは風邪気味のため市販の買い置きの風邪薬を飲んだ。その夜、目やのどが痛み出し熱が38度以上になった。翌日、大学病院を訪れるころには目は充血し、首の周りに赤い斑点がたくさん出ていた。医師は風邪薬の副作用と診断して即入院の処置をとったが、その夜、意識不明になり一時は重篤になった。

   「一般の市販薬で命に係わる病気と後遺症をもらうとは思ってもみませんでした。いまでも信じられないです」と辻さんは悔しさを滲ませる。

   なぜこんなことになるのか。昭和大学の末木博彦教授は「免疫の状態が過剰になったわけです。薬を飲むことで体の中が嵐のような状態になり、皮膚や粘膜がやられていくんです」と説明する。

原因不明だが「抗生物質、痙攣止める薬、尿酸値を下げる薬が危ない」

   柳澤秀夫解説委員「何でこうなるかは解っていないということですか」

   末木教授「詳しい事はよく解っていません。免疫に異常がない人でも、普段は健康な人でも突然罹ることもあるんです。また、病院の処方薬でもSJSの発症はあります。薬の種類でいえば、抗生物質、痙攣を止める薬、痛風で尿酸値を下げる薬などは危険性があると見られています」

   SJSの初期症状を松田利仁亜アナが読み上げた。「まず高熱。38度以上が続くこと。第2に粘膜(口・目・のど)の腫れやただれ。第3に皮膚の広い範囲に赤いブツブツができるです」

   井ノ原快彦キャスター「われわれがひっょとしてSJSじゃないかという意識があれば、重症化を多少でも食い止める事ができるかも」

(磯G)

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