V6坂本昌行も大人になったね~実力派・若村麻由美相手に冷静な編集者役悪くなかった

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「森村誠一 女のサスペンス 捜査線上のアリア」(フジテレビ)2012年6月22日21時~

   無名塾出身の実力派女優・若村麻由美が女流作家になるサスペンスならば、当然いい出来だろうと思うが、ちょっと見には佳作と思えて、その実大したことがなかったという典型的なドラマである。新人賞を取って以来、次作が書けなくて焦っている津村和子(若村)は、何度新作を書いて持って行っても担当編集者の夏川孝文(坂本昌行)のOKが得られない。そんな最中に、ホテルで出会ったタトー入りの若い男の死体現場に居合わせてしまう。
   ワイドショーの餌食となるが、逆手にとって事件そっくりな小説を書いて大人気となる。その小説ではかつて侮辱された文壇の大御所・美崎敏行(佐野史郎)を犯人とする。だが、彼には写真つきの完璧なアリバイがあった。そこで和子は自ら現場に足を運んでアリバイを崩す。ここまでは予想通りの展開。しかし犯人は別にいた。
   新人作家が編集者に原稿をボツにされる場面や、そこにやってくる軽薄なケータイ小説の売れっ子作家との対比や、メディアの過熱による情報の先走りなど、随所に原作者の体験と思われる光ったシーンが描かれていた。残念ながら、大作家・美崎が手の込んだアリバイフィルムまで作る必然性がなく(犯人ではないし、そんなにヒマではないだろう)、サスペンスによくあるアリバイ崩しのためだけのプロットに見えて、最後はがっくりだった。V6の坂本昌行が冷静な編集者に扮していて、ジャニーズも大人になったと感慨深い。

(黄蘭)

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