2024年 4月 26日 (金)

なでしこ「金」王手!猛攻シュート跳ね返し続けたGK福元美穂カンペキ

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   なでしこジャパンの快進撃が止まらない。ロンドン五輪女子サッカー準決勝で難敵フランスを2-1で破り決勝戦進出を決めた。最後までハラハラ、ドキドキ、手に汗握る試合展開だった。

   舞台となったサッカーの聖地、9万人収容のウェンブリースタジアムには大観衆が詰めかけた。なでしこジャパンの活躍は地元ロンドンでも注目されていて、日の丸の鉢巻きを締めたイギリス人の応援団の姿も目立った。

「フランス27本と日本4本」凌いで耐えて―少ないチャンスものにして泥臭い守り

   前半、フランスの堅い守りを崩すことができず、攻めあぐんだ。硬直した試合が動いたのは32分だった。セットプレーのチャンスから、キャプテンの宮間あやがゴール前に絶妙なボールを送り、ゴールキーパーが取りこぼしたところを大儀見優希が押し込み先取点をあげた。後半4分にも宮間からのボールを阪口夢穂がヘディングを決めた。41分に1点失ったが、その後のフランスの猛攻に耐え逃げ切った。

   終わってみれば、フランスのシュート27本に対し日本は4本。しかし、このうち2本を得点に結びつけたのだから、やはり強い。27本のシュートを1点に抑えたなでしこの守りは称賛される。泥臭く守り、少ないチャンスをものにするという、なでしこらしいサッカーだった。

   スタジオ出演した元サッカー日本女子代表で日テレ・ベレーザ監督の野田朱美は、1点に抑えての勝因として「ゴールキーパーの差」を上げ、再三のピンチを凌いだ福元美穂のプレーを完全だったと称えた。また、熊谷、岩清水梓の体を張った守りも評価する。

決勝アメリカ戦W杯優勝の再現だ!勝敗の分けるのは気持ち

   試合終了後に涙を見せた宮間だが、「金メダルを目指してきたのでまだ喜べない」と語った。決勝戦の相手となるのは準決勝でカナダを4-3で破ったアメリカだ。これまでの対戦成績は1勝22敗5分け。昨年のW杯の勝利はPK戦だったため引き分けに含まれる。しかし、アメリカに勝ってこその真の金メダル。ロンドンで観戦した司会の小倉智昭も「私もアメリカ来いと思っていました」

   司会の笠井信輔アナが野田に聞く。「決勝戦、勝負を分けるのは何でしょうか」

   野田「気持ちだと思います。気持ちでは負けないと思います」

   金メダルを賭けたアメリカとの最後の戦いは9日(日本時間2012年8月10日未明)に行われる。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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