2020年 11月 29日 (日)

福原愛が「泣き虫」に戻った瞬間…卓球歴20年でやっと届いたメダル

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   「打倒中国」で臨んだ卓球女子団体決勝で、日本(石川佳純、福原愛、平野早矢香)は中国に負けはしたものの、初の銀メダルを獲得した。個々の対戦を見ると、福原がシングルス金メダルの相手から、ダブルスの平野・石川組もそれぞれ1ゲームずつを奪取するなど、海外勢には数えるほどしか負けていない中国勢を脅かす存在だったことは間違いない。

北京五輪の敗因「下半身の弱さを筋トレで強化」

   戦い終わった3人が臨んだ記者会見で、記者から「卓球歴20年で獲ったメダルですね」と聞かれ、笑顔だった福原が急に下を向き「ウウッ」と小さく泣き声をあげた。『泣き虫愛ちゃん』に戻った瞬間だった。

4年後も

   五輪で初のメダル獲得。それも銀メダルを勝ち取った要因とは何だったのだろう。福原はメダル獲得に向けて強化した部分があったという。強力なショットを放つのに必要な下半身を徹底的に鍛えた。ロンドンに向け、3人とともに練習を行ってきた元卓球日本代表の樋浦令子は次のように話す。

「福原選手は北京五輪のときは大きく動かされてバランスを崩した。なおかつ最後のプレーでは足の力が入っていないように見られました。ロンドン五輪に関しては、足に力が入って動かされてもブレない。筋肉トレーニングを重ねてしっかり下半身の使い方ができるようになっていたと思いました」

   石川については、一段と飛躍させた技術を身につけたと樋浦は言う。「サーブの強化がすごくできていて、サーブがよかった。自分のサーブをしっかり出して、相手はこのレシーブしかできない、こういったレシーブが返って来るという、相手のことを読んだ結果、待ち伏せができました。相手の心理を読んだ戦術の組み立てができる非常に優れた選手ですよ」

「今度のはうれし涙です。あんなに泣いて自分でもビックリしました」

   この2人を支えたのが平野で、「陰ながら2人をサポートしながら引っ張っていている姉の存在で、卓球に関して尊敬されている部分もあり、コミュニケーションがしっかりとれた」と話す。

   この3人がロンドンのスタジオに生出演し、会見での涙について「どんな涙でしたか」と聞かれ、福原は「うれし涙で、一気にバーッと…。出たことがなかったのでビックリしました」

   司会の加藤浩次「われわれの気持ちとしては、4年後にもさらに頑張って欲しいです」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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