池谷幸雄見直した!元選手だからこその内村航平分析とわかり易い解説

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「ロンドンオリンピック 内村航平、金メダル獲得ニュースの解説について」(各局)2012年8月2日

   金メダルの獲得ニュースは言わずもがな、誰もが見た受賞後のインタビューもパスする。ここで取り上げたいのは解説者について。中継アナと一緒に解説している諸々の関係者の話は、大体においてつまらない。技の名前の羅列とC難度とかF難度とかいう説明ばかりだからだ。ただ1人、元オリンピック体操選手の池谷幸雄が、「ミヤネ屋」に登場した時に実にわかり易い解説をして見直した。
   彼は丸きり芸能人であり、かつてのTBS「筋肉番付」では筋肉ムキムキマンぶりで売っていて、筆者は体育会系の少々軽薄な奴だとバカにしていた。ところがどうしてどうして、余人をもって代えがたい。曰く、「予選で内村が転落などの失敗をしたのは、調子が良過ぎて自分が制御できなかったから」。失敗の原因を大抵の解説者はマイナス要因を探して解説する。池谷は逆のことを言ったのである。元体操選手にしてオリンピックの経験者でなければいえない言葉だ。
   さらに、跳馬で内村がイチローのように手を立てて先を見たのは何故かと聞かれ、「あれは跳馬の前で体をひねって倒立した踏切をする時の位置取りを見ている」とか。実際に背広姿の池谷がやってみせる。また、「内村は空中で目を開けているので、空中での自分の位置の計算ができ、そのため着地がぴったりと決まったところへ降りられる」のだそうだ。つまり、池谷の説明は観察者のそれではなく、演技者自身の体感を語ったのである。なるほどと感心した次第だ。

(黄蘭)

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