2024年 4月 25日 (木)

巨人・阿部慎之助「宅配姿」でGカップ日テレフォトジェニックと連夜の猛打賞

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   火曜日の夜(8月7日)、新宿の「ロフトプラスワン」で雑誌『創』主催のシンポジウムがあった。そのとき、評論家の田原総一朗(敬称略なので呼び捨てでごめんなさい!)と一緒になったので、「谷垣禎一自民党総裁が早期解散を確約しなければ3党合意を破棄するといっていますが、どうなりますか」と聞いてみた。田原は「あれは谷垣が党内で追い詰められて困ってやっているので、どうということはない」とひと言でバッサリ。

   彼の言うとおり、翌日、野田佳彦首相と首脳会談したあと、再び谷垣はころっと寝返ってしまった。それも野田の「近いうちに」解散するという子供だましの文言でである。自分が総裁の椅子にしがみつきたいがための右往左往に、あきれ果てる他はない。「週刊新潮」は谷垣を小泉純一郎元総理がこう叱咤したと書いている。

「勝負は今なんだ。消費税を人質にして、野田内閣に解散の確約を迫る。増税法案を通してしまってからでは遅い。相手に逃げられるだけだ。今すぐ不信任案を出してでも、解散に追い込むんだよ」

   しかし、リーダーシップが決定的に欠如しているこの男には、その決断ができなかった。野田の本心は、このまま民主党代表選までどじょうの如くのらりくらりと逃げ切り、再選を果たすつもりであろう。

維新政治塾生名簿公開!「週刊ポスト」の努力買うが「総選挙候補」というにはムリがある!

   さて、合併号が出揃ったが、意外といっては失礼だが、週刊ポストが充実している。

   発売前から話題になっていた「橋下維新『総選挙候補888人』全実名を公開する」が今週のトップ記事。「橋下徹・大阪市長率いる大阪維新の会が主宰する『維新政治塾』の塾生名簿が週刊誌に流出したとされる問題で、維新は4日に開いた維新塾で流出の事実を認め、塾生に謝罪した」(2012年8月5日付毎日新聞)という。小さい字で名前と年齢、判明した者は「会社員」「会社役員」「タレント」「弁護士」「元参院議員秘書」などと記してある。

    とっておきのスクープと意気込んでいるが、「維新政治塾の塾生名簿」だから、彼らが選挙に出るかどうかも、出るとしたらどの選挙区なのかもさっぱり分からない。

   ポストは「実名掲載の是非は意見が分かれるところであろうが、彼らが『国会議員になる可能性が高い人物』であることの公益性を鑑みて掲載したことをご理解いただきたい」とわざわざ断っているが、実名を公表されたことで困惑している人間も相当いるのではないか。毎日新聞はこう書いている。

「大阪市の男性会社員は『会社に内緒で来ているので困る。国政を狙うグループが、こんな情報管理体制では不安だ』」

   私には、今この時点で実名を公表することに大義があるとは思えないが、努力は買いたい。

巨人広報「試合終了後、届け物のため寄りました」わざわざ宅配姿で?ムリがある!

   ポストは先週号でも女優・鈴木京香(44)の密会相手が、2010年に「セカンドバージン」で共演した9歳年下の俳優・長谷川博己(35)だと張り込みの成果を記事にしたが、今週も快調な巨人軍の主砲、阿部慎之助捕手(33)のスクープ激撮が暑気払いに格好の読み物になっている。「宅配屋シンちゃん登場」「西麻布あのビルで」「広島遠征密会」などのサブタイトルで、その楽しさがわかろうというものだ。

   夜の3連戦はオールスター明けの7月25日(2011年)に始まった。この日、対DeNA戦で勝ち越しタイムリーを放った阿部は、運転手つきのワンボックスカーに乗り込み、東京・南麻布の某マンションへ向かう。夜10時45分、マンションのエントランスで止まると、車から出てきたのは「白色のTシャツ、黒色のキャップにベージュのチノパン、黒色のスニーカー、そして左肩に小包を抱える配達のお兄さん」姿の慎之助である。宅配屋のシンちゃんはマンションへ消えて90分後、マンションから出てきて再びクルマに乗り込み自宅へ帰還。

   翌26日、阿部は猛打賞の大活躍。その後、阿部が向かったのは西麻布の飲食店だった。逢瀬はわずか1時間で、阿部が店を後にした30分後に彼女が出てくる慎重さである。さらに翌27日は舞台を広島に移す。対広島戦。スタンドからの彼女の応援に応えて、阿部は5打数4安打2打点で連夜の猛打賞だ。もちろんもう一つの猛打賞も獲得しているはずであろう。

   彼女の名前は小泉麻耶(24)。グラビアアイドルである。東京出身でバスト88センチのGカップ。高校2年でデビューし、09年には日本テレビの企業PRを目的としたイメージガール「日テレジェニック」にも選ばれている。「安めぐみ、ほしのあきを合わせた癒し&エロ系の美女アイドル」(芸能関係者)だそうだ。

   2人が会ったのは今年の1月で、野球選手とタレントの食事会という名の合コンだそうだ。最初は彼女が阿部にぞっこんだったが、今はお互い超ラブラブ状態だという。だが、阿部には元モデルの妻(31)がいて、4歳と2歳の女の子と、今年1月には長男が生まれたばかり。

   できた女房と愛妻家の夫だったはずが、若いGカップ美女にメロメロになってしまったのは、家庭内の嫁姑関係が影響していると解説する知人がいるが、橋下徹大阪市長の下半身スキャンダル同様、夫婦関係大波乱は必至であろう。阿部を直撃するが、クルマで逃げ去り、読売巨人軍広報は、小泉と交際している事実はないとしてこう答える。

「7月25日は試合終了後、届け物のため、帰宅途中に小泉さんの自宅に寄りました」

   届け物をするためになぜ宅配屋に扮装しなくてはいけないのか? 答えられっこないよな~。

   カラー「袋とじ」は女性器をかたどった芸術作品だが、これも圧巻である。後半の「謎の美女YURIへの恋文」がやや迫力不足なのが残念だが、買って損のない作りになっている。

   「3年で富士山は噴火する そのときに備えたほうがいい」しか売り物がないライバル「週刊現代」に圧勝である。

絶不調!石川遼ワガママひどくなるばかり…これじゃあ復活ムリがある!

   このところスクープを連発し、今週も米兵レイプ事件で気を吐く「週刊文春」だが、先週号で「AKB48がついに週刊文春に登場!」と、東京ドームで行われるAKB48公演のオフィシャルムックを文藝春秋から出すことを「告白」した。今週もAKB48のセンターだった前田敦子を巻頭の「原色美女図鑑」でやっている。

   先週のこの欄で「オフィシャルムックを出しておいて、これからもAKB48のスキャンダルを書き続けられるのか」と書いたが、その心配が現実のものになりそうな、文春の入れ込みようである。

   合併号といえばワイド特集が売りだが、オリンピックのこぼれ話を追いかけるのに忙しかったのか、めぼしいものがない。わずかに文春の「『新婚気分で世界をラウンド』石川遼が腹心キャディを斬っちゃった」がおもしろい。

   日本時間の8月10日金曜日早朝から世界最強プロゴルファー決定戦「全米プロゴルフ選手権」が開幕する。注目はタイガー・ウッズだが、石川にも2日目までは視線が集まる。というのも、2010年11月に国内の大会で優勝して以来、2年近く勝利がなく、海外メジャーは5戦連続予選落ちだからだ。ゴルフ専門誌デスクがこう語る。

「遼クンを支えるはずの『チーム遼』のスタッフが、もはや遼クンから心が離れています。ミスショットをすれば、『ヘタくそだなぁ』と陰口をたたき、予選落ちすれば、『今週はこれでウチに帰れる!』と喜ぶ。もはや空中分解の様相です」

   一人のスタッフが辞め、専属トレーナーも離れ、長年コンビを組んできたキャディの加藤も突然斬られてしまったというのだ。練習場でも加藤がティーとボールをセットして、遼は打つだけ。ラウンド中に食べたバナナまで加藤が片付けていたというのだが、ゴルフに集中させようと何から何までスタッフが準備してきたために、遼は自分自身で何もやらなくなってしまった。先のゴルフ専門誌デスクはこうもいう。

「最近の石川選手を見ていると、一旦崩れると、我慢できずにズルズルと崩れてしまう。その時のイライラぶりは、正直、ワガママな子どもみたいでしたよ。ゴルフは精神力のスポーツ。いい機会ですから、チーム遼も解散して環境を変え、全てを自分一人でやってみる。そうして精神力を鍛え直さなければ、復活は難しいと思います」

   神童も20過ぎればただの人という言葉があるが、天才少年・石川遼は人生初の正念場を迎えているようだ。

   最後に「週刊朝日」のカラーグラビアに載っている俳優・高倉健、81歳の言葉を記しておく。「じじいなんだけど、自分にはそんな自覚がありません。声がかかる限り仕事はしますよ。そして、長く生きているものとして、経験も感謝も恨みも、伝えていきます」

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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