鳥人間に夢追いの楽しさ…でも、ちょっと気になる湖に沈んだ残骸片付けるのかな?

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「鳥人間コンテスト 2012」(日本テレビ) 2012年8月27日19時~

   毎度バカバカしいと思いながら見てしまう琵琶湖のイベント。初めの滑空機部門では、当番組のスポンサーの1つであるイワタニが215.19メートルを飛んで、社員が最後に言った言葉、「社長、僕なりに頑張りました」だって。出世の売り込みかい。もう1つ印象的だったのは、家具屋が5分の1に減ってしまい斜陽になった木工の街が、それは見事な細工を施した「木のきもち号」を飛ばしてアピールしたこと。職人の匠の技が消えてゆくのは残念至極である。
   旋回して戻ってきてその速さを競う2番目の人力プロペラ機タイムトライアル部門では、東京大学医学部という偏差値80(?)の世界の秀才君がおかしかった。昨年は2位だったので、テレビにはたったの2分間しか映らず悔しかったから、今年は絶対に優勝すると張り切っている。タイムは2分40秒25と悪くない。ところが昨年優勝したディフェンディングチャンピオンの「ドボン会」というチームが、2分08秒50でぶっちぎり優勝。ホクホクしていた東大の眼鏡男はがっくり。偏差値が超高くても出来ないことがあるノダ。
   こういう他愛ないイベントを放送するのは4チャンネルの専売特許。「青春の冒険」が少なくなった時代に、金と時間をかけて湖に墜落するのがわかっている鳥人間には、せち辛い計算ずくの人に出来ない夢追いの楽しさがある。ただし、いつも気になるのだが、夥しい残骸が湖に沈んでいるはず、それらはサルベージしているのか。

(黄蘭)

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