青島もすみれも潮時だった…ごった煮の最終回「ドタバタ大捜査線」で痛感

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「踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件」(フジテレビ) 2012年9月1日21時~

   鮮度が落ちた織田裕二を見るのはつらい。もともと警視庁湾岸署刑事課所属の青島俊作刑事は、コンピューター会社のサラリーマンから転職してきた下っ端の刑事だったから、15年前でも結構な歳だったのに、未だにヒラではおかしいというので、映画版3作目からは係長になっていた。だが、青島のキャラはへらへらした2枚目半なので、当作でも軽いノリで動き回るのが何となくわざとらしい。
   青島だけでなく、同僚のすみれ(深津絵里)も老けたのに、まだツンツンしたガキっぽいOLの役を演じていて違和感がある。もういい加減でやめれば?と思っていたら、このSPドラマの次の映画版第4作で終りにするらしい。ホッとした。最後の大盤振る舞いで、リタイアした前署長やら次々に以前のレギュラー陣を登場させ、さらに中国から研修に来ている王が日本人と結婚するので、結婚披露宴の準備、またまた、管内で発見された自殺体は実は結婚詐欺師による殺人など、やたらめったら話を詰め込み過ぎて統一感ナシだ。
   最後は乗り込んできた王の結婚相手、実は国際指名手配犯の女(イ・ヘイン)との大立ち回りである。エキストラを大勢使った派手な最終回のつもりが、爆竹や龍の踊りや中国風のお膳立てだけが目立って、肝心のドラマ的スリルもなく未整理なドタバタでさっぱり面白くなかったのだ。長年の努力と20%超えの視聴率に対して蘭の花を半分は進呈するが、実際は無印の出来具合であった。

(黄蘭)

採点:0.5
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