2024年 4月 24日 (水)

前田あっちゃん「佐藤健」には気をつけろ!泣きじゃくりお姫様ダッコの六本木深夜一部始終

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   いま2つのタブーが日本中を徘徊している。橋下徹大阪市長タブーとAKB48タブーである。橋下のほうは選挙で結果がでるからタブーが崩れるのはそう遠い先ではないだろう。 AKB48タブーのほうもここへきて崩壊の兆しが見えてきたことが、「週刊新潮」と「週刊文春」の記事でわかる。

   新潮は青沼陽一郎と本誌取材班で、AKB48の生みの親・秋元康の研究を始めた。第1回では秋元と一緒に「AKS」を立ち上げた窪田康志と芝幸太郎のうち、芝について多くを割いているが、だいたいはこれまで文春が追及してきたことである。芝と窪田は六本木にあった芝が経営する「裏カジノ」で知り合った。芝は強引な取り立てで社会問題化した「商工ファンド」に入り、西日本一の営業成績を収めるようになった。

   今回のおもしろいのは、一つは芝のかつての上司にこういわせていることである。「芝の背中には一面に龍の刺青が入っている。赤や青のハデな色合いで、その龍の周りには鯉もからみついている絵柄だ」

   AKB48を創り上げた一人がクリカラモンモンを背負っているというのだ。

   もう一つはAKB48の48という数字の謎についてである。この48はメンバーの数ではない。では何を指すのか。かつて芝は芸能関係の仕事を始めるとき「office48」という会社を立ち上げたことがある。ここにも48が使われているが、これは「芝=シバ=48」を指しているのである。新潮は「このアイドル発掘プロジェクトに参画した芝の元手は、『振り込め詐欺』や裏カジノの収益ではないのだろうか」と疑問を投げかけている。

   芝は取材に対して、詐欺やカジノ経営については否定したが、刺青に関してはプライベートのことだと返答を拒否したという。秋元はインタビューに対して、「アイデアということでは100%僕。お金ということでは100%窪田君」と答えている。芝にそういう過去があることは全く知らなかったと話し、知っていたら一緒にやらなかったという。芝はいまはAKB48から手を引いていて関係がないとも話すが、劇場支配人も衣装担当者も、秋元才加らAKB48数名の所属事務所も芝の会社になっていると、新潮側は指摘する。こうした人脈と手を組むことになった秋元の謎は、「彼の生い立ちを追う過程で明らかになるだろう」と次回への含みを持たしている。何だろう?

ベロベロの国民的アイドルお持ち帰りしようとした「いま一番派手に遊んでる男」

   AKB48追及の唯一のメディアだった文春は、そのお株を新潮にとられそうなのであわてたわけでもあるまいが、AKB48を卒業した国民的アイドル・前田敦子(21)の某夜の「事件」をグラビアと記事でねちっこくやっている。9月5日(2012年)、前田の卒業記念アルバム『あっちゃん』(講談社)の発売記念のイベントのあと、六本木で打ち上げの会。23時半、打ち上げがお開きになった前田は、事務所のクルマで麻布十番の高級カラオケカフェ「M」へ。そこにはAKB48の大島優子や人気俳優の佐藤健(23)ら5人がいた。6人でテキーラを30杯ほど飲んだあと、午前3時半過ぎ、泣きながら前田がそこを飛び出し、タクシーを捕まえて消えてしまう。やがて佐藤以外の4人が帰ると、また前田が戻って来る。佐藤と前田の二人になった。身体を密着させながら二人が部屋から出てくると、前田が嗚咽を漏らし始め、次第に声をあげて泣き出したというのである。

   しばらくして、佐藤は前田を抱きかかえて待たせていたタクシーに乗り込む。前田の住んでいるマンションに行き、酔っぱらったのかグッタリしている前田を佐藤が抱きかかえるのだが、支えきれずに「国民的アイドルのスカートはまくられ、お尻丸出しのあられもない姿に」なる。このシーンの写真がグラビアに載っているが、一見の価値ありである。この後を期待させるが、AKB48の仲間が助けに来て、佐藤が見送り、前田は背負われて中へ入ってしまうのだ。

   佐藤という俳優、2007年の「仮面ライダー電王」主演で人気を集め、いま公開中の「るろうに剣心」がヒットしている。一見草食系に見られそうだが、そうではないと、六本木の飲食関係者がこう語る。

「タケルは西麻布・六本木界隈じゃ有名。海老蔵事件で有名になったバルビゾンビルのバーも常連だったし。(中略)一番派手に遊んでる」

   女性関係も相当なものだそうだ。この記事を読む限り、二人の関係は相当いいところまで進んでいるようだし、前田のほうが佐藤にお熱のようである。前田もAKB48を離れればタダのアイドルである。国民的アイドルでいるうちはいいが、少しでも人気に翳りが出ると、文春だけでなく、他の週刊誌からもターゲットになると覚悟しておいたほうがいい。

評価額5億円の尖閣諸島20億5000万円に釣り上げた地権者代表に元妻ら容赦ない批判

   文春ばかりで恐縮だが、「尖閣『地権者』栗原家の正体」がおもしろい。尖閣諸島は国が20億5000万円で手に入れるようだが、地権者代表としてメディアに登場する栗原弘行の娘と元妻が、彼は虚言癖があり、女にだらしがなく、尖閣交渉を長引かせたのも高く売りつけるためだと容赦のない批判をしている。

   義兄で尖閣の所有者である國起が尖閣諸島を購入したのは72年のこと。石油などの海底資源があるという噂を耳にし、現金で5000万円払ったという。いまの評価額は5億円だそうである。それがつり上がり新潮の同種の記事によれば、栗原家の手元に残るのは15億1800万円だと試算している。これほど多額の税金を使い、中国との関係を悪化させてまで購入する必要がある島なのか。私にはいまだ疑問に思えてならない。

「週刊ポスト」ヒット提案!落選運動で名前あがる「民意裏切り議員」だれ?

   「週刊ポスト」の「いまこそ落選運動を始めよう」がいい。「落選運動は政治の堕落を止めるためのいわば『最後の暴力装置』」と位置づけているところである。現在国民の最大関心事である5つの分野で、民意と逆行する行動をした政治家をランク付けしてその理由を書いている。

   原発では、上から枝野幸男、細野剛志、仙谷由人の順である。枝野は原発事故の直後から「ただちに健康に影響はない」と繰り返し、国民から情報を隠蔽した罪である。

   増税では、岡田克也、谷垣禎一、山口那津男で、意外にも野田佳彦は第4位である。岡田の罪は、衆院選でマニフェストをまとめる責任者であったにもかかわらず、野田の増税路線を推進したことである。

   年金&子ども手当では、上から長妻昭、小宮山洋子、小沢一郎となっている。これには説明は要しないだろう。

   公務員改革では仙谷由人、岡田克也、蓮舫。蓮舫は仕分けの女王などともて囃されたが、結局は財務省のシナリオ通りに演じた主演女優でしかなかったことの罪。

   領土では前原誠司、安倍晋三、石破茂の順になっている。3位の石破は04年3月、中国の尖閣上陸問題発生時に、防衛長官として強制送還を容認した罪である。

   現職議員たちの通信簿はこのようにつけられるが、「日本維新の会」から立候補してくる人間たちのデータはほとんどない。小泉チルドレンや小沢ガールズがブームに乗じて当選を果たしたが、玉石混淆ではなく、ほとんどが石ばかりであった。では橋下ベイビーズはどう判断したいいのか、ポストさん、教えて!

    細野剛志原発担当相が、一時は代表選に出るやもしれないと騒がれたが、私が先週この欄で書いたように、結局は土壇場で断念した。輿石幹事長が出馬を煽っておいて、野田首相と次も幹事長の密約を交わしたとたん引きずり下ろしたと書いているところもあるが、「フライデー」は違う見方をしている。山本モナとの路チューもそうだが、ここに掲載されている「女装写真」が表に出ると困るからだというのだ。

   本当かと思ってあわてて見てみたら、そこに写っていたのは可愛い~女の子ではないか。これは06年5月14日に細野の後援会の旅行で、新潟県の湯沢グランドホテルに泊まったとき、宴会で女装をして「麦畑」を踊ったときのものだという。実に可愛い。その写真の横には、フライデーが「本誌史上最も美しいとされる『路チュー』写真」と書くモナとのキスシーンが載っているが、たしかに絵になる男ではある。美しすぎる政治家が真の大物政治家になれるかどうかは、あと10年ぐらい雑巾がけをしなくてはわかるまい。

小ネタが光る「フライデー」尾野真千子&ほっしゃん。熱海不倫旅行

   今週のフライデー、小ネタだが、張り込み写真をこれでもかと出している。タイトルだけ並べてみたい。「尾野真千子&ほっしゃん。『友人だと言い切る熱海不倫旅行』」「萩原聖人が『美人声優と同棲生活』本誌に堂々交際宣言」「安倍なつみ『5歳下のカレと焼肉デート』」

   フライデー張り込み取材班の日常を綴った「ハリコミ日記」も楽しい連載である。今週も深津絵里の買い物姿、平井堅の男とデートなど見所多し。

   最後に軟派記事についてひと言。数週前に芸術としての「女性器」をポストが取り上げ、「週刊現代」がそれを追いかけている。今週はポストが袋とじで「芸術としての女性器一挙160個」。現代が「日本女性『外性器の研究』第2弾 1万人にひとりの女性器」をやっている。だが、こんなにたくさんのアレを見せられ、研究されてもな~という感じである。ワイセツ感などどこにもない。

   かつて私はヘア・ヌードもニュースであると週刊現代で宣言した。編集者諸君!ニュースなヌードを見てみたいものだね。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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