日中険悪「話せばわかり合える」ってホントか!?尖閣決着してもいずれ蒸し返し

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   日本政府が尖閣諸島の国有化を決めて以来、中国では大規模な抗議のデモや暴動が続いている。そんなさなかの「クローズアップ現代」では「激化する反日デモ~中国とどう向き合うか~」なるタイトルが放送された。

   隣国との領土問題ともなると、勇ましい「愛国的」な主張が中国でも日本でも盛んなようだが、とりわけ人も定着していないような小さな離れ島が、いったいどこの国に属しているのかといったことは、さまざまな観点・論点が存在して、なかなか容易にカタづけられないだろうという気もする。もしかしたら、その島がどこぞの国のモノだという枠のはめ方自体がナンセンスなのかもしれない。歴史的に、それぞれ近隣の地域の人が上陸したり、住んだことがあるかもしれないし、地図に載せたり載せなかったり、なにかの帳簿に書き入れてるかもしれない。

   また、ある土地がいっときある契約・条約でとある国のモノとされたとしても、後からそれは押しつけられた不当で強迫的なもので無効であるいったような主張がなされ、紛争が永年続くことも珍しくない。

   とにかく、日本は尖閣諸島は自分たちのモノという立場で、一応実効支配しており、資源的可能性もある領域を手放すつもりは毛頭ない。一方で、日中関係のこれ以上の悪化も避けたいところ。ではどうしたらいいかというわけである。

元中国大使「話し合っているうちに知恵出てくる」

   そこで番組が識者に話を聞いたところ、2年前まで中国大使をつとめたという宮本雄二さんは、VTR出演で「話し合い」の重要性を訴えた。双方とも立場を曲げるワケにはいかないが、両国間で話してるうちに「いろんな知恵が出てくる」という。具体的にどんな知恵があるのかは不明だが、「交渉している間に必ず知恵が出てくる。そのプロセスに早くゆだねるべきだ」と言う。

   スタジオゲストの毛里和子・早稲田大学名誉教授は、デモに参加する中国の若者と「話し合っていけば、彼らの対日観は変えられる」という。たとえば、偉い人が中国に行って日本の歴史問題について講演するといった情報発信の努力が必要だそうだ。

   ただ、尖閣問題については「これは非常に難しい。宮本元大使も何か成算がありそうなことを仰って、それに期待したいですが」と、なにやら皮肉な感じの口調だった。

ボンド柳生

NHKクローズアップ現代(2012年9月18日放送「激化する反日デモ~中国とどう向き合うか~」

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