北川景子「凛とした女料理人」気持ちいい!都合良すぎるお話だけど…まあ許そう

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「みをつくし料理帳」(テレビ朝日) 2012年9月22日21時~

   ホントか嘘か知らないが、大ヒットした「料理の鉄人」が復活するらしい。ことほどさようにテレビは食い物番組が好きだ。夕方の民放ニュース番組にも決まってグルメ競争、駅弁特集、スイーツ探訪などの食い物情報が並ぶ。これは女料理人の苦労話である。筆者は知らなかったが、190万部も売れたベストセラーが原作だそうだ。
   小さい時に上方で水害に遭い、料理屋の御寮さんに拾われて江戸に出てきた澪(北川景子)が、蕎麦屋の種市(大杉漣)の店に雇われ、江戸の濃い味と上方の薄味とのギャップに悩みながら、つぎつぎに工夫して腰の痛い種市に代わって店を切り盛りしてゆく話である。幼い時にご大家の娘だったが、水害の後で行方不明になっていた親友は、吉原の花魁の内でも最上級のあさひ太夫(貫地谷しほり)になっていて、終わりの方で、籠の鳥の太夫のために上方の味を作り、花魁からは火事で焼けた店の再興資金が届けられる人情話でもある。
   澪が次々に襲ってくる不幸のわりに、いつも綺麗に着物を着つけているとか、事件が起こると何故かお助けマン的人物が現れるとか、都合が良過ぎてちょいと鼻白むけれども、全体に気持ちのいいサクセスストーリーではある。また、原作者の創作かもしれないが、江戸市中に存在する料理屋の番付表があったというのはフィクションとしても面白い着眼である。今ならさしずめミシュラン?。北川景子が美しく凛とした女料理人を気持ちよさそうに演じていて合格。

(黄蘭)

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