誕生日イベントで輝いていた2人の女優…自分の年齢を自然に受け入れる自信に美しさ

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   人はとにかく年齢が気になる。いったいあの人はいくつなのと常々思っている。転職採用でやってきたあの人いくつ? ちょっと気になるあの彼、彼女は自分よりどのぐらい年上、年下だろう? テレビに出ているあの芸能人の年齢は? 巷をにぎわすあの社長ってまだ××歳らしいよ、すごいわね。あの画家は○○歳でこの作品を生み出したんだ!などなどキリがない。それはメディアが年齢と職業を必ず明記してくれているおかげかもしれない。だけど、ここまで他人の年齢が気になってしまうのは、その功罪でもあり、一種のマインドコントロールじゃないかという気もしてくる。

「女性は自分の年齢を考えないほうがステキですよ」

   とくに女性は年齢のことに敏感で、過剰反応しがちだ。30歳前後から年齢に対するアンテナの感度がとってもよくなってくる。もう30歳だからと結婚を意識し、もうこの歳だから痩せにくいなど、とりあえずいろいろなことを焦りだす。そして40歳を迎えると、年齢を無視しようとやっきになる。「大人女子」なんて平気で自分達のことを言えるぐらいのあつかましさを兼ね備える。50歳の頃にはとても歳には見えないぐらい若いというのが、彼女たちへの最大の褒め言葉となる。とにもかくにも、ずうっと年齢に振り回されっぱなしなのが女性だ。でも、こんなことを言われた。

「女性は自分の年齢を考えないほうがステキですよ」

   尊敬する先輩の作家はそう言い、14歳年上のこの先輩(やっぱり年齢が気になって、ウィキペディアで調べてしまった!)は、女性は年齢を気にし過ぎて自縛し美しくないと言う。

   女性は自分のことを考える時に、「すでに」という意味の「もう○○歳」とつけ、その後に否定的な「だから」とか「なのに」と続けてしまいがちだ。それでは可能性を縮めてしまう。

   さらに、「もう○○歳だから」と言いつつも、よくよく考えてみると、年齢によって自分の考え方や思考は対して変わっていないことが多い。ほら、そう言っている女の人ほど、年齢だけで判断してグチをこぼしているでしょと先輩は笑っていた。耳が痛い話。だけどありがたい忠告と受け取るほうが、きっとイイに決まっている。

決して口にしなかった「もう40歳だから」「もう55歳なのに…」

   たとえば、女性に人気のある女優さんを考えてみよう。美しく輝く彼女たちは己の年齢をオープンにし、年齢なんて気にしないわと発言している人が多い。そして、年齢のサバをよんでいたような女優は、女性受けよりも男性受けのほうがいい。

   この9月、立て続けに2人の女優さんの誕生日イベントに行ったのだが、彼女たちもとても輝いていた。1人は40歳、もう1人は55歳。2人とも女性ファンが多く、テレビでお見かけしない日はないというほど多忙を極めている。でも、彼女たちはパーティで「もう40歳だから」とか「もう55歳なのに」とは決して口にしなかった。単純に自分の誕生日を仲間たちと好きなことをして謳歌する。酔っ払って歌い、盛大に踊っていたっけ。それは誕生日をまた無事に迎えられた喜びと、それだけでハッピーといった感じそのものに見えた。堂々と自分の年齢を明かして楽しむ彼女たちだからこそ、より女性から支持され憧れの対象になるのだろう。

   「女性は年齢を気にするな」というアドバイスをくれた先輩と食事をした際、この話をした。すると偶然にも前日が先輩の誕生日で、同席のディレクターは4日前、私は5日後が誕生日という9月生まれの集合だった。これは奇遇とすぐさまデザートプレートでも頼もうと盛り上がった。そしてやってきたプレートに書かれていたのは「祝!9月」の文字。当然、各々の年齢は書かれていない。そう、誕生日は年齢ではなくその日を祝うほうが楽しいのかもしれない。そうすれば、いくつになったか気にしないし忘れちゃうかもしれないから。

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