2018年 7月 23日 (月)

台風17号直撃!渋谷駅8時間「定点カメラ」右往左往する人々、壊れた傘の山…

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   きょう10月1日(2012年)からの新コーナー「直撃御免」は、固定カメラなど12台の映像を使って、定点観測で時間の流れ、人の動きを追って世相を浮かび上がらせる企画だ。1回目はきのうの台風17号の直撃を受けた東京・渋谷駅のざっと8時間を観察したもので、これがなかなか面白い。

あっという間にバス停、タクシー乗り場すし詰め。電車動いたら一転ガラガラ

   午後3時半、渋谷はまだ青空だ。 人の流れもいつも通りである。雨が降り始めたのが4時で、傘を持たない人も多いが、傘を求めてまとめて10本なんていう人もいた。仲間の分だという。タクシーも空車が並んでいた。人出はいつもの日曜よりは少なめだ。

飲んで待ってた方が…

   台風の影響が大きくなった午後7時前、強風で傘もさせない。わずか40分後には、壊れたビニール傘でゴミ箱はいっぱいだ。その直後、田園都市線、東横線が止まった。雨が降ったのはほんの1時間ほどで、「こんなもんで止まるなんて」という乗客。とたんに人の流れが変わった。ガラガラだった西口のタクシー乗り場に長い列ができ、バス停には300人もが群がった。

   台風が直撃した午後8時半にはバス停はすし詰め状態で、タクシーは人ばかりで車がない。定点カメラの映像を早送りすると、人の流れが一瞬で変わったのがわかる。タクシーを待つ人は「2時間待ってるけど車は10台くらいしか来ない」「ケータイもつながらない」

   午後10時になるとぼちぼち歩き始める人が出た。もう雨もやみ風も弱まっている。だが、多くの人は電車が動かないとバス、タクシーしかない。人の動きも止まったままだ。10時45分、田園調布行きの最終バスが出た。超満員だが、まだ行列は残っている。女性が「えー、あれが最終なの」といってる。バス停の人たちもじっと待つ。その直後、人が動き始めた。みな駆け足で駅へと向かう。電車が運行を再開したのだった。

   まさにアッという間にタクシー待ちの行列がなくなり、逆にタクシーの空車が並びはじめた。30分前がうそのようだ。午後11時半には渋谷駅はもぬけのカラになった。「これが首都機能マヒの現実なのか」とナレーション。

みんなスマホやケータイで必死の情報収集

   司会の小倉智昭「面白い。想像していた通りなんだけど、電車が動き出した時、みんな一斉に走ったでしょう。あれって何か放送とかあるわけ?」

   荘口彰久アナ「改札口では駅員がアナウンスをするが、バス停の人たちはスマホや携帯で情報をとっていました。ツイッターで東急をフォローしているとただちにわかる。そこで『アッ』と一斉に走り出しました。もっとも、それより早く歩き出した人たちは、去年の大震災のときに歩いたことのある人たちかもしれません。これもまた歩きながら情報をとっている」

   小倉「タクシーに並んでいて情報確かめますか」

   中野信子(脳科学者・医学博士)「必ず調べますね」

   小倉「私だと、タクシーに乗れたらこれはいいやとなる。夏野さんもやるの」

   夏野剛(慶応大学大学院特別招聘教授)「スマホを見るというのは普通の習慣。電車だと通知をしてくれるサービスもある」

   笠井信輔アナ「無理に帰らずに、居酒屋なんかで待っていた方がいいんじゃない」

   小倉「店開けてても客単価が落ちる。生ビール一杯で2時間とか」(大笑い)

   たぶん、そういう連中もたくさんいたのだろうが、カメラには写らない。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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