政府が隠し大新聞は報じない「国民生活大負担」!年収500万円世帯34万円増

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スマートなノーベル賞受賞者・山中伸弥教授「挫折や回り道したからiPS細胞に出合えた」

   このところ明るい話題がなかったこの国が久しぶりに沸きたったのが、山中伸弥京大教授のノーベル医学生理学賞を受賞したニュースである。iPS細胞(人工多機能性幹細胞)というのは、新潮によれば「iPS細胞とは、『万能細胞』とも言われますが、皮膚や神経、臓器などあらゆる細胞になりうる能力をもった若い細胞と思ってもらっていい。つまり、理論的には心臓や各種臓器、神経から皮膚まですべて作り出せる夢のような細胞で、移植など『再生医療』に道を開く画期的な発見なのです」(科学評論家・佐川峻)

   大阪で生まれ、実家は東大阪でミシン部品工場を経営。少年時代はスポーツ少年で柔道に打ち込んでいたという。神戸大学医学部時代はラグビーをやり骨折も経験し、卒業した後は整形外科医を目指したが、研修医時代に20分でできる手術が2時間もかかり、ついた渾名が「ジャマナカ」だったという。山中教授は臨床医からドロップアウトして基礎研究の道に進み、そこでも何度か挫折を味わいながらiPS細胞の研究を結実させる。 山中教授は「『大発見』の思考法」(文春新書)でこう語っている。

「『人生万事塞翁が馬』だと思っています。挫折や回り道を経験したからこそ、iPS細胞に出会うことが出来た」

   何ともスマートなノーベル賞受賞者である。

消費増税法案成立してから増税試算こっそり…シロアリ卑劣!

   中山の対極にあるのが官僚たちのやり口である。消費税増税しても社会保障に全額は回らないと警鐘を鳴らし続けている「週刊ポスト」の「野田政権&自民&メディアが隠蔽する『4年後に年収500万円世帯 年間34万円負担増』の極秘試算」は必読である。

   このところ値上げラッシュだ。9月には東京電力管内の電気料金が8・46%上がり、10月からの環境税導入により都市ガス料金引き上げが検討されている。7月からガソリン価格がリッター10円以上の値上げになった。輸入小麦の政府卸価格が平均3%引き上げられたため、10月からは食用油や乳製品の値上げが始まり、制度改定により生命保険や自動車保険の保険料も引き上げられる。

   ポストは「内閣官房社会保障改革担当室」が作成した極秘資料を入手した。作成日は9月14日(2012年)、まさに民主・自民の党首選の真っ直中である。これを要求したのは、民主党の中でも消費税増税に反対していた川内博史議員で、議員の求めによって試算したとあり、2011年4月における水準と2016年4月における水準の差という副題がついている。

   年収500万円世帯(夫は40代サラリーマン。妻は専業主婦。小学生の子ども2人)の場合は、年額33・8万円の負担増になり、年収300万円の単身世代では年額11万円の負担増になる。

   さらに、これを作成した側の卑劣さは中身だけではなく、試算を出してきたタイミングにある。川内代議士が試算を求めたのは消費増税法案が国会で審議中だった6月なのに、出してきたのは法案が成立した後の9月だった。

   ポストは、この資料を入手しているはずのメディアのほとんどがこれを公表していないことにも怒りをぶつける。唯一報じた朝日新聞でさえ、「年11・5万円負担増 消費税10%時 年収500万円4人家族」とだけ伝え、「これだけの負担増を示す試算が消費増税法案採決の前ではなく、採決を終えてから提出されたことが最大の問題」(川内代議士)なのに、そこに言及しないのかと難じる。川内代議士はこう訴える。

「大増税でも社会保障は充実せず、国民の負担だけが増えて、増税分はシロアリに喰われていくだけです。今からでも遅くないから、負担増ばかりが国民を襲う現実を公表し、改めて増税の是非を議論すべきです」

   消費税増税を民主党以上にリードした自民党が次の総選挙で与党に返り咲いたとしても、増税見直しなどできるわけはない。国民はこの怒りをどこへ向ければいいのだろうか。

「芸能界のドン」に睨まれた小林幸子「レコーディングスタジオも借りられない!」

   「週刊文春」が「小林幸子号泣インタビュー」をやっている。事件の発端は、「週刊新潮」が4月12日号で報じた小林の個人事務所「幸子プロモーション」元社長・関根良江と元専務・沢田鈴子の解任だった。33年にわたって幸子を支えてきた関根社長や沢田専務が、昨年結婚した小林の夫・林明男に経営に口を出された揚げ句、小林に切り捨てられたと批判し、泥沼の騒動になった。 当然ながらこのインタビューで小林はその多くを否定している。

「幸子プロの内情を知る小林の知人によれば、会社の経理は不明朗なものだった。『小林は世間知らずで実務のことはまったく分からず、今までは経理を仕切る沢田さんと関根さんの二人で自由に回してきました。そこに、夫の林さんが介入したことが、彼女たちにはおもしろくなかったのです』」

   小林の知らないところで甘い汁を吸っていたのだろう。ここまではよくある芸能界の身内の内紛だが、それが新曲の吹き込みさえもできなくなったというのは穏やかでない。関根は、この騒動が起きる前に音楽業界に絶大な権力をもつ『芸能界のドン』のもとに駆け込み、小林の和解申し込みもドンの意向で断られたというのである。6月15日にやっと関根側と和解するが、このことが報じられると関根側から「全面和解ではない」と再び声があがる。

   追い詰められた中で、芸能界の孤児になった小林を救ったのが「兄貴」と慕うさだまさしだった。さだが新曲の作詞・作曲を引き受けてくれたが、小林の名前ではスタジオさえも借りれず、新曲のレコーディングは別の歌手の名前を借りて極秘裏にやったという。そこまでドンに睨まれると、なにもできないものなのだろうか。そうだとしたら、そここそが問題だと思うが、文春はそれ以上追及していない。

   新曲は「茨の道」。歌には「耐えて 耐えて 耐えて 生きて 生きて 生きて」という詩が入る。

   小林幸子側のいい分をほとんどそのまま載せているのは、それがインタビューに答える際の条件だったのだろうか。タイトルといい歌詞といい、今回のスキャンダルに便乗しているように思えるが、したたかな彼女だから、それも計算済みなのだろう。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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