ハリケーン「サンディ」で選挙有利になったオバマ「危機管理・復旧」でアピール

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   大型ハリケーン「サンディ」は日本時間のきのう30日(2012年10月)朝、温帯低気圧になってニュージャージー州に上陸したが、ニューヨークなど東海岸各地の被害は予想以上だった。

   ニューヨークでは停電が広がった。はじめは計画停電だったが、変電所が浸水して爆発を起こし、マンハッタン南部(25万世帯)は完全な闇になった。爆発の瞬間をとらえた映像があった。また、ある病院では患者200人以上を緊急に他の病院に移した。地下にあった非常用電源が浸水で使えなくなったためだ。

もろかったニューヨーク…電力復旧に4日~3週間

   ハドソン川沿いでは、強風による高潮が道路を洗い広範囲を水浸しにしただけでなく、ビルや高速道路、海底トンネルなどに流れ込んだ。ところによっては、車の屋根くらいまで水がきて、路上駐車の車が流されていた。クイーンズ地区の浸水はとくにひどいという。

わざとらしいと反感

   公共交通機関はあらかじめストップしていたため人的被害はなかったが、地下鉄の浸水は復旧には2日かかるという。バスは30日夜から再開してすべて無料になるというが、電力の復旧にはマンハッタンで4日、 ニューヨーク市では10日、郊外では3週間かかるとみられ、都市機能のマヒは長く続きそうだ。

   強風でビルのカベが崩壊したり、窓ガラスが破れたりが続出。大きな街路樹が目の前で次々に倒れていく映像もあった。夜に発生した住宅火災は強風にあおられて少なくとも80棟が全焼した。

   証券取引所も2日連続で停止となった。天候で2日連続の取引停止は1888年 の大雪以来だという。ノースカロライナの沖では18世紀の復元帆船「バウンティ」が大破し、乗組員1人が死亡、1人が不明になった。ウエストバージニア州では寒気の呼び込みで季節外れの吹雪になった。

   サンディは速度が遅く、1日経ったいまもペンシルベニア州を北上中で、これまでに死者39人(ニューヨーク18人)を出している。停電は東海岸全体で850万世帯に及ぶ。今後、カナダにかけても被害が続くことが懸念されるという。

選挙戦ストップで現職プラス

   フジテレビ・ニューヨーク支局の西橋麻衣子レポーターは、「食料も不足で、お店にはすでに行列ができている」という。司会の小倉智昭が「大統領選はどうなるの」と聞くと、デー ブ・スペクター(テレビプロデューサー)は「選挙戦はストップしてます。これがオバマには有利になる。現職ですので、危機管理を仕切るところを見せられる。といってわざとらしくやると反感を買う。微妙なところです」

   小倉「ニューヨークは意外にもろいね」

   デーブ「古い建物が多いし、地下鉄の浸水を防ぐのも無理」

   笠井信輔キャスター「前の日から避難指示が出ていて、30人以上が亡くなってる」

   デーブ「命令出しても行かない人が多い。火事があったところは、半分くらいが避難してなかった。去年の警告で大したことなかったとか、狼少年的なところがね」

   サンディの強風域は半径1500キロとたしかに大きいが、最大瞬間風速は33メートルだ。日本だったら中型台風にすぎない。 つまりはこんな強風は想定外ということだろう。街路樹が倒れたのも、ここまで木が育つまで強風がなかったということなのだ。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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