2018年 7月 22日 (日)

相棒の新相棒・成宮寛貴ひねた屈折が面白い!案外「場末の特命係」向きかな

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「相棒season11 第3回」(テレビ朝日)2012年10月24日21時~

   右京さんの相棒が尊(タケル)から亨(トオル)に代わって、さらに亨の恋人に元タカラジェンヌが登場した。視聴率を維持するのも大変だ。10月10日の初回スペシャルは香港ロケのSP版だったが、今回の第3回がわりによく出来ていた。舞台は筆者の苦手なボクシング界だが、試合や練習シーンのジム周辺の演出が巧みで、説得力もあった。新相棒・甲斐亨(成宮寛貴)のファイト場面もある。
   亨がデート中に遭遇した転落死体を、杉下右京(水谷豊)は現場の状況から他殺だと疑う。まあ、いろいろあって、将来を嘱望されたボクサーが、八百長で負けてくれと頼まれ、純粋なボクサー魂との軋轢に悩む話である。相撲もそうだが、一対一で闘うスポーツには常に八百長疑惑が付き纏うのは仕方がないことで、金に絡んで純朴なスポーツマンが余計な事件に巻き込まれる。ありふれたテーマのようだが、スポーツマンの心理や葛藤を細かく描くと面白い。
   新相棒の成宮寛貴はイケメンだといわれるが、筆者にはイケメンには見えない。独特の個性は確かにある。神戸尊を演じていた及川光博ほどペダンティックな魅力の持ち主ではなく、かといってアイドルっぽさもない。ただ、若さゆえのひねた屈折感を備えていて、場末の特命係としては向いているかもしれない。評価は今後に譲る。今回から登場した元宝塚の真飛聖は可もなく不可もなく、なんでわざわざ男のドラマに、女のレギュラーを入れたのかがわからない。

(黄蘭)

採点:1.5
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