シンドラーエレベーターまた死亡事故―ブレーキ摩耗か制御盤不具合

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   またシンドラー社のエレベーターで死亡事故が起きた。先月31日(2012年10月)、石川県金沢市の「アパホテル金沢駅前」で、清掃会社従業員の前多外志子さん(63)がエレベーターに挟まれて、病院に搬送されたが死亡が確認された。

6年前の事故と同型。2重ブレーキ義務化の対象外

   阿部祐二リポーターは事故の様子をこう説明する。「前多さんがエレベーターに乗ろうとしたところ、フロアとエレベーターの間に段差ができ、その段差につまずいて転倒。上半身がエレベーターの中に入ったままエレベーターが上昇して、箱と天井に挟まれました。

人を感知するセンサー

   このエレベーターは6年前、都内のマンションで高校2年の男子生徒が降りようとした時、扉が開いたまま上昇して体を挟まれ死亡する事故を起こしたシンドラー社製で、同型でした」

改修に数百万円。安全対策済みは6割弱

   司会の加藤浩次「6年前の事故以来、エレベーターの改良とか保守点検は進んでいなかったのかな」

   阿部「06年の事故を受けて、国土交通省は2009年にエレベーターに二重のブレーキを設置するよう義務付けました。しかし、今回事故を起こしたエレベーターはそれ以前のもので、義務付けの対象外となっていました。ブレーキを二重にするには数百万円の費用が掛かり、国内に70万台あるエレベーターのうち、40万台は新たな安全対策が取られていません。

   今回の事故の原因として考えられているのは、エレベーターに取り付けられているブレーキのパッドの摩耗か、制御盤の不具合かの2つです」

   安全対策が済んでいるエレベーターは、まだ6割弱ということである。

   コメンテーターの八代英輝(国際弁護士)「二重ブレーキの設置などだけでは安全対策として不十分ですよ。人の動きを感知するセンサーなどを取りつけるなど、二重三重の安全対策が必要だと思いますね」

   シンドラー社のエレベーターは他のメーカーのものに比べると安価で、公共施設や中堅マンションなどに多く使われている。経営陣の刑事責任が問われるべきだ。

文   ナオジン | 似顔絵 池田マコト
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