「週刊朝日」報道陣入れて異例の橋下謝罪!迫られた「廃刊か社長辞任か」

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   橋下徹・大阪市長についての「週刊朝日」連載記事をめぐる騒動で、きのう12日(2012年11月)に朝日新聞出版の篠崎充社長代行らが橋下を訪ね、公式に謝罪した。それも報道陣の前で前でという、記事もひどかったが、これも前代未聞だ。

橋下市長まだ不満?「(記事を)問題視しなかったコメンテーター山ほど」

   篠崎代行らはこの問題で朝日新聞社の第三者機関「報道と人権委員会」(PRC)がまとめた見解を、再発防止策、人事も含めて橋下に説明した。見解は「見出しを含め、橋下氏の出自を根拠に人格を否定するという謝った考えを基調とし、人間の主体的尊厳性を見失っている」とした。とくに、橋下を直接侮辱する表現や被差別部落の地名を特定するなどを、 「報道機関としてあってはならない過ち」とし、編集部のチェック態勢も機能していなかったと総括している。

珍しい

   橋下は説明を受けて、「全て理解し納得した。ボクが一番いいたかったこともしっかりと認識していただいた」としたが、その後の会見で「『これは問題だ』といわなかったコメンテーターが山ほどいた」とまだ不満げだ。

   朝日新聞出版は神徳英雄社長が引責辞任、週刊朝日の河畠大四・前編集長と記事担当デスクを停職3か月・降格、コンプライアンス担当を停職20日とする処分を決めた。記事を書いたノンフィクションライターの佐野真一氏も、「差別に苦しんでおられる方々に寄り添う深い思いと配慮を欠いた」と謝罪した。

社内チェック機能働いたが編集長が見切り発車

   司会の小倉智昭「マスコミの前で謝罪というのは珍しい」

   田崎史郎(時事通信解説委員)「珍しいですね。橋下さんはこれに納得したと寛容さを見せた。朝日新聞出版は廃刊か社長辞任かを迫られて辞任を選んだ」

   PRCの見解で記事掲載の経緯がわかった。企画は河畠編集長の提案で6月下旬~9月中旬にかけて約60人を取材し、10月9日に佐野から原稿が届いた。編集長は締め切りの前日の12日、「差別発言」「同和地区の特定」「橋下氏の父親」について修正を指示、コンプライアンス担当も「こんなことを書いていいと思っているのか」と指摘し佐野に伝えた。13日夜に佐野が修正原稿を届けたが、コンプライアンス担当はなお不十分だとした。しかし、ここで時間切れとなり、編集長は「佐野さんの原稿ですからこれで行かせててください」となった。発売は16日だった。

   竹田圭吾(ニューズウィーク日本版編集主幹)「プロセスにも問題があるが、橋下さんにいわれて初めてわかるというのがおかしい。雑誌ジャーナリズムのよさを週刊朝日自身が否定してしまった」

   田﨑「社内のチェック機能は働いていた。ところが、インパクトが必要という編集長が行っちゃった。気をつけないといけないところ」

   宋美玄(産婦人科医)「時間がないので行っちゃいましたってのはどうも」

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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