<高校入試>
長澤まさみ美脚出し惜しみ、話は高校受験の数日―湊かなえ脚本でも8回ドラマは「引き延ばし」過ぎ!

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   高校受験をめぐる中学生群像といった学園ドラマかと思って見始めたら、入学試験日前後の数日間だけ、しかも舞台はほとんど学校内という文字どおりの高校入試ドラマなのだ。たしかにチャレンジングと言えば言えるが、これで8回続けるのは苦しくないかなあと言ってるうちに、もう6回まで来てしまった。

   売れっ子の湊かなえのオリジナル脚本というのに引かれてここまで見たが、6回まで見るのは正直かなり忍耐が必要だった。やっぱり「引き延ばし感」がある。

「韓流好きオバサン教師・高橋ひとみ、言いたい放題の美術教師・小松利昌」にいい味

   新任の高校教師・春山杏子(長澤まさみ)を狂言回しに話は進む。長澤まさみは主演とはいうものの、そんなに意味のある役とも思えないし魅力が生かされていない。「都市伝説の女」の刑事役みたいに、きれいな足を見せてもいないし。

   むしろ画面を仕切っているのは、韓流好きのオバサン教師・坂本多恵子(高橋ひとみ)と、出世競争から下り、言いたい放題の美術教師・宮下(小松利昌)である。特に宮下がさりげなく鋭いことを言うのが聞き逃せない。

   「とある地方の進学校、橘一高」という設定は可笑しくてよい。通称一高、その辺一帯では「一高出身にあらずんば人にあらず」的な風潮があって、出身者同士は立場や年齢を超えてすぐに校歌を歌って盛り上がる。名門「ナントカ一高」というのは全国にあり、その地域にしか通用しない威信を持っているらしい。それを戯画化している。

   さて、肝心の事件はというと、「入試をぶっつぶす」という脅迫文が教室の黒板に貼られたり、裏サイトの書き込みに流れたりといったことで始まる。ここで「誰が、いつ、どうやって入試をぶっつぶすのか」という「スリルとサスペンス」になるわけなのだが、当方、高校入試などは太古の昔に過ぎてしまった身のせいか、ちっともドキドキを感じない。

   先日、電車の中で、高校生くらいの男の子2人が「先週、高校入試、見損なったけど、どうなった? どうなった?」と熱心にしゃべっていたから、若い子には受けているのかもしれない。(フジテレビ系土曜日よる11時10分)

(カモノ・ハシ)

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