親子三代フィギュアスケート「小塚崇彦」競技者人生運命づけた青年の苦悩もっと聞きたかった

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「ファミリーヒストリー」(NHK総合)2012年11月12日22時~

   フィギュアスケートの小塚崇彦一家の物語。祖父の光彦は旧満州でフィギュアに出逢い、昨年95歳で亡くなった。日本にフィギュアスケートを根付かせるために長年尽力した男だ。父親は嗣彦、フィギュアスケートの日本代表として1968年、フランスのグルノーブルオリンピックに参加した。国内では常に優勝する有名選手だったが、グルノーブルの成績は21位、帰国した時には「税金泥棒」と罵られたそうだ。日の丸を背負って闘うのも楽じゃない。
   実業や政治の世界で2代目はバカ扱いされ、3代目になると家業を潰すと言われるが、フィギュアスケートでは、3代目になってやっと世界レベルになるのだ。その3代目の崇彦は、父親と並んでインタビューを受けている時に、ボソッと、「サラブレッド、サラブレッドと言われるけど、馬じゃない」といったのがおかしかった。
   体操競技でもいつも思うが、FSは長年、練習して練習して、本番で体調が悪かったり、一瞬の油断で転んでしまったりして、割に合わない競技である。崇彦のように生まれながらに運命づけられた青年の心の内をもっと聞いてもらいたかったが、父親の嗣彦が「あまり好きではなかった」と答えただけ。物足りなかった。光彦が徹底的に基本技術を教え込み、孫の崇彦はエッジワークが上手いと評される。だが、観客として見ていると、崇彦には育ちの良さがひ弱さにも通じ、高橋大輔のような野性味に欠ける。難しいものである。

(黄蘭)

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