2024年 4月 19日 (金)

<幸せの時間>
真っ昼間からエロさ全開!セックスしまくりトンデモ家族―放送倫理機構も「ちょっと待った」

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   タイトルから和やかなホームドラマをイメージしていたがとんでもなかった。このドラマに比べれば、今までの「牡丹と薔薇」や「真珠夫人」はまだまだ可愛かったと思えるほどである。

   原作は「漫画アクション」に連載されていた国友やすゆきのコミックで、夫を主人公に描かれた作品だが、ドラマ版は妻を主人公にしている。過激なシーン満載で、放送開始直後から話題沸騰、その過激さにとうとうBPO(放送倫理・番組向上機構)がついに動き出したとか。

夫は手当たり次第、妻は初恋相手、息子は援交、舅は風呂のぞき

   念願のマイホームに引っ越してきた朝倉家では、妻・智子(田中美奈子)と高校生の長男良介(上遠野太洸)、中学生の長女香織(伊東梨沙子)が引越しの片づけをするなか、夫・龍彦(西村和彦)は休日出勤と偽って部下のOLとオフィスでSEXに夢中だ。初回の冒頭からこんな感じで、毎回これでもかのエロシーンが続く。さらに、夫は妻が交通事故を起こした相手の女性・耀子(神楽坂恵)とも関係を持つ。その間、妻は親しくしていた花屋(川久保拓司)にレイプされそうになり、息子は援助交際する画家志望の女性(かでなれおん)と関係を持ち、娘は夫の同僚(柳沢慎吾)と…というようにトンデモ家族勢揃いなのだ。

   夫の不倫が一段落したと思ったら、今度は妻が初恋の人・柳(城咲仁)と再会し、またなにやらありそうな気配になっている。舅(山野史人)にはお尻を撫でられ風呂をのぞかれと、智子の受難は続く。

   気になるのは、夫の不倫相手・耀子も妻の不倫相手・柳も、呆れるほど芝居が下手なことだ。台詞が棒読みで笑ってしまいそうになる。主婦が不倫ドラマにのめり込まないように、水を差す意味で大根役者を起用したのか。あるいはエロシーンありきで選んでしまったとか。

BPO介入で自粛なんてするな!エロ取ったら何も残らぬドラマ

   RPO介入で今後はエロシーンは大幅カットされるとの噂もある。このドラマからエロを排除したらいったいなにが残るというのか。もともとこんなドラマを真っ昼間にやろうというのがどうかしている。それを確信犯的にやったのだから、BPOの審判は後で受けるとしても、初志貫徹すればいいのにという気もしないではない。少なくとも、韓流ドラマに走った主婦たちに日本のドラマも面白いよと振り向かせる一定の効果はあったと思う。それがエロドラマというのはちょっとさみしいが…。

   そんなドラマなのに、主題歌はあの名曲「見上げてごらん夜の星を」(Ms.OOJA)で、番組の最後には視聴者から募集したキャラ弁写真を紹介したりもする。○○ちゃんママと書かれた投稿写真のほのぼのとした雰囲気とドラマのエグい世界とは完全にミスマッチ。中和しているつもり!? (フジテレビ系月~金ひる1時30分)

<くろうさぎ>

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