沢口靖子「疲れた顔の元美人」演技派にも変身できず…難しいぞ!これからの使われ方

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「シングルマザーズ 第7回」(NHK総合)2012年12月4日22時~

   夫(田中哲司)の激しい暴力に耐えかねて5歳の息子・涼太をつれて家出した上村直(沢口靖子)が、紆余曲折の後にたどり着いたシングルマザーの互助組織、ひとりママネットの事務局長として、児童扶養手当の減額の動きに立ち向かう活動を描いているのが今回のテーマである。実話でもこの活動がテレビ報道されて話題になる。
   舞台でも制作されたシングルマザーの苦闘には、ほろりとさせるエピソード満載ではあるが、世間に根強く存在しているシングルマザーへの偏見や違和感には余り答えていない。例えば、基本的に離婚に至った経緯には、妻の方にも半分の責任はあるということ。そもそも壊れてしまう結婚をしたのは男を見る目がなかったからではないか、自己責任である。若くして夫に病死された寡婦のシングルマザーは気の毒だが、このドラマで描かれる挿話は大抵が「男が悪い、夫が悪い」のパターンであって、諸手を挙げて評価は出来ない。
   朝ドラのデビュー作「澪つくし」で学芸会以下の下手くそ演技で話題になった、かつての沢口靖子も中年になり、「科捜研の女」などシリーズ化された作品ももっているが、相変わらず演技は下手。エロキューションも悪い。疲れた顔の元美人というユニークな立場が現在の沢口である。この女優がもっと歳を取って演技派に変身することは想像できないので、これからますます使われ方が難しくなるだろう。ママネットのボスになる高畑淳子がいい味を出している。

(黄蘭)

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