2024年 4月 24日 (水)

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圧勝自民党の「愛人」は橋下徹抜きの石原慎太郎・維新の会

   選挙戦たけなわだが、どれを見ても自民党圧勝だから投票する気持ちも萎えてきてしまう。「週刊ポスト」のブチ抜き全28ページ大特集を見てみよう。まずは定番の議席予測。政治ジャーナリストの野上忠興と本誌取材班によれば、自民党圧勝で246議席、民主党103議席、未来22議席、維新48議席と読んでいる。

   選挙区ごとの当落は省く。週刊誌、夕刊紙、新聞の「予想獲得議席」一覧がわかりやすくていい。自民党の獲得議席を一番少なく見ているのが「週刊現代」で174(小選挙区117+比例57)。一番多く見ているのは「朝日新聞」で272(213+59)。民主党の獲得議席を一番少なく見ているのがやはり現代で19(1+18)、一番多いのが「AERA」で132(77+55)。維新の最小はAERAで39(25+14)、一番多いのが現代で183(112+71)。こんなにとれるわけはないだろうが!

   未来の最小はAERAで9(3+6)、最大は「日刊ゲンダイ」の60(30+30)。ゲンダイは小沢一郎贔屓ということもあって多いのだろう。下に結果という欄があるから、選挙結果が出たら、どこが一番近かったかを採点してみるがいい。

   政党が乱立したことで自民党が漁夫の利を得る。全得票数の3割程度でも圧勝してしまうのがいまの選挙制度なのだ。だが、あまり大勝させるとバッイチ安倍総理がどう迷走するかわからない。

   ポストは政権交代で「業界地図」が激変すると書いている。公共事業をばらまくといっているのだからゼネコンが大喜びするのは当然だ。電力会社も同じで、東電・柏崎原発と関電・高浜原発は再稼働の準備を始めたとしている。通信分野では自民党系のNTTが民主党系のソフトバンクから覇権を奪取するのではないかと見ている。航空業界では民主党政権下で再建を成し遂げたJALには厳しく当たるのではないかと見る。

   気になる安倍新総理の経済政策だが、「アベノミックス」は株式のプロたちにどう見られているのか。意外といっては失礼になるが、「自公で過半数なら千円高も」あると、大方のプロは、増減に幅はあるものの、12月14日の終値から12月17日の終値までに上がると見ている。

   また、選挙後の安倍総理の「愛人」選びには、民主党ではなく維新と合流するケースもあるのではないかと読む。石原慎太郎や平沼赳夫はもともと自民党と近いから、橋下徹大阪市長を外して一緒になるのではないかというのである。これは真実味がある。選挙中でも石原と橋下のいい分はかなり食い違っていたし、そこを他党に突かれていたから、選挙後の分裂は必至であろう。

   今回は安倍自民党の選挙ポスターをもじっていえば、「古い自民党を取り戻す」だけの選挙でしかないようだ。バツイチ&腹痛総理では難問山積の時代の舵取りをするのは荷が重いのではないか。新潮は「『安倍晋三』勝って目論む真夏の『衆参W』」とやっているが、来年の参議院選挙が天下分け目の合戦場になりそうである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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