2018年 7月 21日 (土)

福島・双葉町長の不信任決議案可決「10日以内に辞職か町議会解散」

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   福島原発事故で警戒区域に指定されている福島県双葉町長を巡る不信任騒動で、町議会は20日(2012年12月)、説明責任を果たさず独断が過ぎるとして井戸川克隆町長の不信任決議案を全会一致で可決した。10日以内に議会を解散しないと失職することになっており、町長は週明けにも判断するという。

議会側「汚染土保管拒否を勝手に決め会合欠席」、町長「私は忙しいんだ」

   不信任決議案が出されたのは3度目で、否決された1、2回目に対し、今回は11月に行われた汚染土の中間貯蔵施設の現地調査を決める会合に町長が欠席したことで、反発が広がっていた。この施設は除染で出た汚染土を保管するもので、現地調査を元に受け入れを決める重要な会合だった。ところが、町長は議会に相談しないまま、独断で「受け入れ反対」を理由に欠席してしまったのだ。不信任決議案の可決理由も「賛否あっても汚染土壌の処分は避けて通れない。町長は自分の考えだけでことに当たろうとした」と手厳しく批判された。

双葉町だけが…

   ところが、町長は開き直る。「私を批判するのはあえてかまいません。しかし、批判する側も責任はあるはずです。いま議会からはすべて私が悪いといわれています。果たしてそうでしょうか」。これだけでは何が言いたいのかよく分からないが、どうも「忙しい」ということを言いたいらしい。

仮設住宅の町民「この時期に議会解散・選挙なんてやってる場合じゃないだろう」

   「モーニングバード!」がKFB福島放送の記者に、町長の多忙さについて取材をしたところ、町長は普段は埼玉県加須市の避難先町役場を拠点に、支所のある郡山市、避難所のあるいわき市などを往復するほか、10月には国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)で講演を行うなど、たしかに多忙だ。

   しかし、町民たちはこう嘆く。仮設住宅に住む女性は「今の時期に議会を解散し、選挙をやっている場合じゃないだろうって」という。コメンテーターの吉永みち子(作家)は「他の市町村も住民の避難先が分散していて連絡しにくいのは同じ状況ですよね、なぜ双葉町だけがこういう事態になったのかですよ」

   中間貯蔵施設を受け入れたい議会側、拒否したい町長という構図なのだろうけれど、間もなく避難指示区域の再編で国から最終案が提示される。そんなときに町長不在、あるいは町議会選挙なんてことをやってていいのか。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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