天海祐希と菅野美穂並べときゃ若い女性見るだろう…安直さ透けて見える予定調和とご都合主義

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「結婚しない 最終回」(フジテレビ)2012年12月20日22時~

   きれいなお姉さんを2人使ってルームシェアさせて、夫々の恋愛模様を描けば、若いF1層に見てもらえるのではないかと、頭の中で作り手たちが考えたと見透かせるドラマである。1人はアラフォーの庭デザイナー・桐島春子(天海祐希)で、1人は派遣の旅行代理店勤務・田中千春(菅野美穂)、春子は上司と不倫していた。
   千春は万事おっとりと決断力がなく、パキパキした春子にいつも尻を叩かれている。春子の店でバイトしている挫折寸前の絵描き・純平が好きなのに言えない。春子にはやもめの大学教授(小市慢太郎)がガーデニングを依頼すると見せて実はプロポーズする。つまり、きれいなお姉さんたちには結構そばにいい男たちがいるのだ。「おーい、勝手にやってくれ」と不貞寝でもしたくなる予定調和だ。
   さて、最終回の結論は、タイトルが「結婚しない」だから、結婚しないのである。だが、夫々に千春は純平とキスまでいき、春子は教授の庭で仲良く飲む。愛は成就するが2人とも結婚という形態にはこだわらず、「またまた2人でルームシェアしました。おわり」てな具合だ。いい気なもんだ。強いてプラス面を探せば、菅野美穂である。ごくごく平凡で素直でちょっと美人で、だが、何が何でも人を押しのけてというバイタリティのない、いつの間にか35歳まで独身できちゃった女の子というキャラクターを自然に演じていて、巷の同年代には共感を呼びそうである。天海祐希は相変わらず。

(黄蘭)

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