人気シェフ・落合務監修ドラマ美味しそう!冬の連ドラはライト路線

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   一時は猫も杓子も「警察もの」だったが、この冬の連続ドラマは「ハンチョウ」(TBS系月曜よる8時)、「科捜研の女」(テレビ朝日系木曜夜8時)などのシリーズものをのぞくと一つもなくなった。代わりに、家族もの、職場もの、軽いミステリーが主流だ。

   TBS系日曜劇場の「とんび」(日曜よる9時)は親バカで不器用な父親(内野聖陽)と内気な息子(佐藤健)の子供と親の成長を描いた重松清原作の話だ。「最高の離婚」(フジテレビ系木曜よる10時)は性格も行動パターンも全く正反対でケンカばかりしている夫婦(瑛太・尾野真千子)が、「離婚」をめぐって夫婦や家族を考え直していく様をコメディータッチで描く。家族ではないが、孤独なアラサー女(水川あさみ)がシェアハウスで出会う人々を描くラブコメディー「シェアハウスの恋人」(日本テレビ系水曜10時)もちょっと形を変えた家族ドラマといえる。

   職場を舞台にした群像劇は、イタリアンレストランに派遣会社からやってきたシェフ(江口洋介)を中心に、店のオーナーの娘(倉科カナ)、給仕長(ユースケ・サンタマリア)、副料理長(松重豊)らが絡む「dinner」(フジテレビ系日曜9時)、「嵐」の相葉雅紀が初の医者役に挑戦する「ラストホープ」(フジテレビ系火曜9時)、伊藤淳史が旅行代理店の営業担当から突然、空港の「あぽやん」(トラブル対応係)に異動になったサラリーマンの悪戦苦闘を描く「あぽやん~走る国際空港」(TBS系木曜9時)などがある。「dinner」はイタリアンレストランのオーナーシェフ・落合務が監修、「あぽやん」は日本航空、ジャルパック、成田市が協力している。こちらの「業界裏話」も見どころである。

殺人も事件も起こらないミステリー「古書」に隠された謎

   家族ものも職場ものもライト感覚なのだが、ミステリーも本格的な謎解きドラマは少ない。「ビブリア古書堂の事件手帖」(フジテレビ系月曜9時)は、鎌倉の古書店に持ち込まれる本の謎を追いながら、そこに隠された持ち主の秘密や人間ドラマを解き明かしていくというストーリーで、毎回殺人が起こったりするわけではない。付き合った男が次々と破滅に追い込まれる悪女なのだが、なぜか男たちは彼女に感謝している。関西テレビ・フジテレビ系「サキ」(火曜よる10時)もとくに犯罪が起こるわけではない。いったいサキ(仲間由紀恵)は何ものなのか。テレビ朝日系「おトメさん」(木曜よる9時)も嫁姑の確執を軸とした心理サスペンス。「夜行観覧車」(TBS系金曜よる10時)はある殺人事件をきっかけに明らかになっていく家族の秘密と再生のドラマである。警察や検察などの捜査ものは姿を消した。(テレビウォッチ編集部

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