NHKやるじゃん!「オペラの紅白歌合戦」舞台に火炎、雷鳴…大仕掛けの装置と粋なダジャレ

印刷

「第56回 NHKニューイヤーオペラコンサート」(NHK Eテレ)2013年1月3日19時~

   オペラ界の紅白歌合戦といわれる「ニューイヤーオペラコンサート」を2時間完全視聴した。休憩なしの生放送で、高齢者の人たちはトイレタイムがなくて大丈夫か?昔のこの番組は次々にソリストが出てきて、ただ歌うだけで工夫がなかったが、久しぶりに見て驚いた。本格的な装置、扮装つきの堂々たるオペラ舞台である。
   ソリストは男女合わせて27人の大盤振る舞い、常連のテノール福井敬から、人気のソプラノ森麻季、バイロイトのスター藤村実穂子などよく見る顔の他に、テノール大澤一彰など初出場の人も混じっている。実は筆者が以前から親しくしている歌手も今年選ばれたので、自分のことのようにドキドキして見た。兎に角、装置が豪華。今年はワーグナーとヴェルディの生誕記念の年なので、このどっちの作曲家の曲も大仕掛けである。例えば、「ワルキューレ」などのワーグナー楽劇では、舞台にボンボンと火炎が立つし、ヴェルディでは船上に雷鳴が轟くし、裏の効果サンは大忙しだ!見ていて楽しかったのである。さわりだけの物足りなさはあったけれども。
   司会の辰巳琢郎が博識ぶりを発揮し、ほとんどソラで解説した一方、相方の武内陶子は噛みまくりの上に、下のカンペばかり見て教養なさすぎ。「メリーウィドー」では、襲名したばかりの桂文枝が執事役で出てきて、「わたし執事(シツジ)、歳はヒツジ年」だってダジャレてた。お堅いNHKがお堅いクラシックで結構やるじゃん。星2つは新年のご祝儀相場。

(黄蘭)

採点:2
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

注目情報PR
追悼

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中