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千野志麻「ご近所の評判」最悪!「いつも乱暴な運転」「迷惑かけても頭下げない」

駐車場ひき殺しでチノパン「前方不注意なら起訴。賠償金6500万円」

   チノパンの愛称で人気があった千野志麻(35=本名横手志麻)がビジネスホテルの駐車場で看護師(38)をひき殺してしまったことは、各誌大きく報じている。なかでも「週刊新潮」が詳しい。1月2日(2013年)、夫と子どもたちとで静岡へ帰省する途中だった。彼女が運転していたのは黒っぽいアウディのSUV。被害者が自分の車から出てきたところで彼女の車と接触した。

   スピードはせいぜい時速10~20キロだったそうだが、それがかえっていけなかったようだ。被害者が押し倒されるような格好で車の下に潜り込んでしまったため、「肋骨が折れて肺に刺さり、肝臓は圧挫傷したのです。腹腔内で大量出血し、腹膜への刺激と血圧の低下で嘔吐症状が起こった。(中略)搬送先の病院でも手の施しようがなかったかもしれません」(東大名誉教授の前川和彦医師)

   千野と結婚した相手は福田赳夫元総理の孫で、「ゴールドマン・サックス」のマネージングディレクターをしている。年収は5000万円は下らないといわれる。彼女は結婚後も「セレブママタレント」として売れっ子だったが、この事故で人生は暗転せざるをえない。

   当然ながら、彼女の日頃の運転にもこういう批判があるようだ。「奥さんはマンションの狭い駐車場でも乱暴な運転をしてスピードを出すので、他の住民からも不興を買っています。おまけに、彼女は荷下ろしするのに車で通路を塞ぎ、迷惑をかけても平然とした表情で頭を下げることもない」(同じマンションの住民)

   気になるのは、彼女は起訴されるのだろうか。加茂茂弁護士は彼女の事故原因に前方不注意があれば起訴は確実。公判請求か略式かにわかれる要因は、遺族に慰謝を尽くし示談が成立するか、その見込みがあるかどうかにかかっているようだ。新潮は賠償金額は6500万円ぐらいになるのではないかと見ている。自動車事故は一瞬にして相手も自分も奈落の底に落とす。車は怖い。そう思わざるをえない事故である。

富山老夫婦殺人・警部補の犯行告白 2年半も掲載しなかった「週刊文春」に重大疑問

   文春に気になる記事が出ている。2010年4月に富山市で起きた老夫婦殺人放火事件で、富山県警警部補加野猛容疑者が逮捕されたが、彼が事件の2か月後に文春に犯行を認める「手記」を書くというCD-Rを送付し、高額で買わないかともちかけていたというのである。

   新聞各紙も報じているが、文春は誌面でこの全文を掲載している。中には遺体の位置を記した略図があり、これを富山県警に見せれば自分が犯人だとわかると書いている。文春も当時、真贋を確かめるため富山県警に取材を行い、見取り図を見せたところ、県警の反応は「犯人、および警察、消防の一部関係者しか知りえないことが書いてある」というものだったという。だとしたら、文春はその時点でなぜ記事にしなかったのだろう。「鬼畜のような殺人放火犯から来た手紙 独占公開」とでもやりそうなものだが。

   その後、犯人からの接触はなかった。県警からはCD-Rの任意提出を継続的に求められたが、拒否してきたという。情報源の秘匿。情報提供者からの信頼を失い、今後の取材活動に支障をきたすからだという理由だ。だが、県警は事件が解決しないために焦ったのだろう、事件から2年以上がたった昨年8月に任意ではなく差し押さえに踏み切った。

   これほど遅かったのはなぜだろう。このCD-Rを送り付けたのが犯人に間違いないと思ったのなら、文春側と何らかの取り引きをしてでも手に入れなかったのか。もちろん編集部側が拒否していたためだろうが、2年以上も時間がたってから差し押さえに踏み切るというのは、やり方はもちろんだが、県警のやる気を疑いたくなる。

   しかも、専門家がCD-Rを分析したところ、データ上に「カノタケシ」という名前が残されていたというのである。いろいろな報道によれば、加野と殺された夫婦とは親しかったそうである。なのに、文春によれば「そこから県内外の多くの『カノタケシ』をリストアップし、一人ずつ検証する捜査が始まった」というのだから呆れる。殺された夫婦の交友関係も調べていなかったのか。バカバカしくて涙が出てくる。

   犯人は罪もない夫婦を殺し金を奪った上に放火までした。その上、週刊誌に持ちかけて犯行をほのめかす手記でも金を稼ごうとした卑劣犯である。CD-Rを渡さずとも捜査に協力して、もっと早く逮捕されるような方策を考えられなかったのだろうか。

   取材源の秘匿はもちろん大事だ。だが、この加野のように、明らかに真犯人だと思われる人間の手記を載せるために編集部が金を払うことはないはずだ。話した後に自首するとか、事件が時効になっていれば別だろうが。

   取材源の秘匿は絶対不可侵ではない。すでに名誉毀損裁判などでは、取材源の秘匿は多くの裁判官によってボロ雑巾の如く打ち捨てられているではないか。富山県警のお粗末さがハッキリ分かる記事だが、取材源の秘匿というメディアにとって重大な問題を考えさせられる記事でもある。

「週刊ポスト」裏エンディングノートうまい!生涯最高のsex、あぶない思い出…さて、何を書こうか

   雑誌は売り物記事がないときは企画で勝負。「週刊ポスト」の特別付録「エンディングノート」はなるほどと思ったが、後半にある「裏エンディングノート」には笑った。この発想、天晴れ!

   表のノートには、病気の告知について「病名も余命も告知して欲しい」か、そのどちらもして欲しくないか。延命治療はどうするのか。最後を迎える場所はどこがいいか。臓器提供や献体はどうするのか。葬儀のときの形式や戒名、葬儀のときに流して欲しい音楽(立川談志さんは「That's a Plenty」だったな。私はBill Evansの「Waltz For Debby」がいいな)。墓について。預貯金や保険、不動産、有価証券。大切な人へ残したいメッセージなどがある。

   ガンなどのように、いくらか最後を迎えるまでに時間があればいいが、突然死の場合、後に残された人のことを思って、こうしたものを書いておく必要はあるだろう。私もそろそろ書いておこうと思っている。

   だが、裏ノートにはどう書こうかとしばし考え込んだ。表紙には「ここからは妻や子に見せてはいけない!!」と書いてある。記入してすぐ焼却するもよし、信頼できる人に託すもよし、日記に挟み込んでおくのもよしとある。では、なんでこういうものを書くのだろう?「体が健康なうちに、自分自身をより深く、見つめ直す」ためだという。

   まず開くと、「春の歩み―私の女性遍歴」とある。童貞喪失が何歳で、相手は誰で、場所はどこか。これは今でもハッキリ覚えているから書けるな。思い出のsex欄には20人まで書き込める。名前、期間、思い出sexとあるのは、何をどう書けばいいのだろう。次に1番好きだった女。1番sexがよかった女。生涯で1番思い出に残っているsex。変態告白。あぶない思い出とある。

   その次が興味深い。「墓場に持っていく話」とあり、隠し財産、隠し負債、犯罪、処分してほしいものリスト、妻子に内緒で自分のことを伝えて欲しい人リスト、最後にいい残しておくことと続く。最後のページに「この裏ノートを保管して欲しい人の名」とあるが、これが一番難しい。

   この他にも、自分の人生の来し方を見つめるためにしておかなくてはいけないことは多くあるはずだ。年の始めに、そうしたことをゆっくり考えてみるのもいいかもしれない。

壇密ちっともそそられない!いやらしい表情と体を持ってるけど風俗店によくいるタイプ

   「週刊現代」とポストが人気のセクシークイーン「壇密」のグラビアをやっている。だが、私には彼女の魅力がサッパリわからない。ポストはご丁寧に「動く壇蜜again」と題して、スマートフォンと連動して動画も見られるようにしてあるが、私はスマホを使っていないから必要ない。

   たしかに、いやらしい表情と体を持った女性であることは認めるが、ふるいつきたくなるほどの美人ではない。風俗に行くとよく見る顔つきである。彼女ほどスタイルはよくないがね。

   女性の好みは人それぞれだから、壇密ファンをどうこういうつもりはないが、私は以前にポストのグラビアを飾っていた「謎の美女YURI」のほうがなんぼかいいね。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか