ボーイング787緊急着陸!太平洋の上だったら…プラスチック製電気飛行機

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   「朝ズバッ!」はおととい(2013年1月15日)の放送で、燃料漏れやオイル漏れ、ブレーキの不具合や発煙、操縦室の窓ガラスのひび割れなど、ボーイング787型機のトラブルが続いていることを伝えたが、やはり、飛ばしてはいけない飛行機なのではないか。きのう16日(2013年1月)には、ついにバッテリーの異常で緊急着陸するという事態に発展した。

メーンバッテリー変色し電解液漏れ

   山口宇部発羽田行きの全日空便は、離陸間もない午前8時半ごろ、高度1万メートル付近を飛行中に操縦席の計器に電気室で煙が感知されたとのメッセージが表示され、機内に白煙が上がり異臭がしたため高松空港に緊急着陸、乗客129人は緊急脱出用のシューターで避難したが、2人が軽いけがをした。

続いています

   国土交通省は重大事故につながる「重大インシデント」と認定し、これまでの調査では、電気室のメーンバッテリーが変色して電解液が漏れているのが見つかった。B787は電気システムが多く、「電気飛行機」ともいわれ、バッテリーはその心臓部に当たるだけに、今回のトラブルは深刻だという。全日空が17機、日本航空が7機所有していて、当然ながら、両社とも16日に続き、17日もB787の運航を見合わせた。新型機によくある「初期不良」との見方もあったが、とてもそれで片づけるわけにはいかなくなったのだ。

   世界最先端の技術を結集した「ドリームライナー」といわれる飛行機なのに、不安と不信が募る。B787は「9.11世界同時テロ」で落ち込んだ航空需要を回復しようと、世界各国が協力してつくった中型新鋭機である。日本の製造割合は35%で「準国産機」ともいわれる。強くて軽い炭素繊維を使用、燃費を20%改善したのが大きな特徴で、乗り心地も快適とあって「世界の空を変える」と期待されている。

あっちもこっちも壊れる設計・構造的欠陥

   司会のみのもんた「ちょっと(トラブルが)、続き過ぎるんじゃないですか」

   航空ジャーナリストの秋本俊二氏は「そうですね。怖いのは、相次ぐトラブルが同じ箇所、同じ部品ならば調査して交換すればすむのですが、全部違うということです。もしかしたら、構造的な欠陥、設計上に問題があるのかもしれない」

   みの「でも、試験飛行は繰り返し繰り返しやったのでしょ」

   秋本「もちろんやったはずです。ただ、787 はこれまでの飛行機とまったく違うんです。これまでの金属でできた飛行機を、簡単にいえば、プラスチックでできた飛行機に変えたのです。ボディーだけでなく、中に入っている部品も軽量化を図った。その歪みが出てきている可能性があります」

   みの「でも、ひとつひとつ解決していくしかないでしょう」

   秋本「今回は日本列島上空で発生したトラブルだったので緊急着陸できましたが、これが太平洋上だったらどうでしょう。怖いでしょ。だから、その前にすべて降ろして地上で総点検しないとだめです。ちょっと直して、さあ飛ばす、というわけにはいきません」

   アナウンサーの井上貴博「これは長引きますか」

   秋本「そんなことは言っておれません。徹底的にやるには長引いても仕方ありません。経営的に痛手になるから飛ばそうというというわけにはいかないんですね。新型機は初期不良がつきものといいますが、とんでもない話です」

   コメンテーターの小松成美(フリージャーナリスト)「この飛行機が安全なものになって帰ってくる手立てをイメージできますか」

   秋本「徹底究明して、悪いところを全部洗い直して、パイロットはベテラン機長を2人体制にするとか、電気に詳しいエンジニアを乗せるとか。コストは上がりますが、やってよかったというときが必ず来ると思いますよ」

   「安全性」と「経済性」の問題、原発の問題と重なる。

文   一ツ石 | 似顔絵 池田マコト
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