尾木ママ「桜宮高の教師全取っ替え正論!みんな見て見ぬふり」

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   大阪市立桜宮高校のバスケ部主将が顧問教諭から体罰を受けて自殺した問題で、橋下大阪市長の強気の発言を巡り波紋が広がっている。橋下は大阪市教育委員会に桜宮高体育科とスポーツ健康科学科の入試を中止するよう求めたのに続いて、「校長や教頭を入れ替えるのが当たり前の話なんですけど、クラブ活動の顧問についても、最低限、全員入れ替えることは絶対にやってもらわないと困る」と表明した。

   さらに、「体育教師」の身分で在籍しているクラブ活動の顧問が、「来年度も在籍しているなら、体育教師分の人件費は執行しない。間違っちゃいけないのは、教育委員長が決めたことに対し、自動的に予算がつくわけではない。僕には予算の執行権という権限があるわけですから、きちんと行使します」と駄目押しした。

   橋下発言に市教委は「桜宮高について、大幅な人事の刷新が必要だという認識は市教委も変わらないので、部活の顧問を含め全体的な見直しはする予定で考えている」という。

「橋下市長にあそこまで言われて発憤する教師いないのか」

   街の声はどうか。「僕がもしその立場だったら、(入試中止は)やめて欲しい。入試は1回しかないので」(26歳の男性)、「部活をやっている子にしたら、スポーツ校の有名なところに行きたいし、成長していく自分を夢見ていると思うので、ショックではありますね」(21歳の女性)と橋下発言に批判的だ。

部活運営できない

   教育評論家の尾木直樹「全教師の取り替えは正論だと思う。だって、すべての教師は体罰を知っているはずなのですから。確かに入試がなくなることはびっくりすること。でも、人の命が亡くなっていることを全部の教師が見過ごした。その意味をどう考えているのか。僕が期待したいのは、橋下市長にそこまで言われて黙っているのかということ。先生も市教委も生徒も一緒になって再建に取り組もうと、教師魂があるなら動きますね」

   体罰を擁護していた長嶋一茂(スポーツキャスター)は廃部論が出ているのに、「入試を中止してしまうと、その学年がいなくなり部活の運営ができなくなる可能性がある」とちょっと的がズレている。飯田泰之(駒沢大淳教授)は橋下交渉術と捉えて、「入試中止というつり球を見せて、実は教師の全取り替えが本丸という交渉の仕方ではないでしょうか。戦略の立て方が上手ですから」という。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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