湊かなえ連続ドラマ化1号!高級住宅街「ドロドロ人間関係」のぞき見してみるか…
<夜行観覧車 第1回(TBS系)>

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   湊かなえの小説の連続ドラマ化1号。主演が久しぶりの鈴木京香で気合が入っている。ひばりヶ丘という高台の高級住宅街(東京郊外のアノひばりヶ丘団地とは似て非なるところ)に越してきた庶民の一家が、否応なく事件に巻き込まれてゆくプロローグである。遠藤真弓(鈴木京香)は夫・啓介(宮迫博之)と15歳の娘・彩花と3人で念願の35年ローンで坂の上の一軒家を買い引越してきた。
   それが4年前のこと。古くからのセレブ住民に色々と嫌がらせされた時に、助けてくれた向いの美人主婦・高橋淳子(石田ゆり子)と友達になれたと思ったが、有名私立に淳子の息子は受かり、彩花は不合格となって溝が出来始める。事件の発端は淳子の夫・病院長の弘幸(田中哲司)が後頭部を掻き切られて殺されて、何故か啓介が隣の家にいたらしいことと、救急車を見下ろす彩花もいること。
   ちょっと見にはスリルのある「表の顏はセレブ、一皮むけば家庭崩壊寸前一家」ドラマらしいのだが、ボス格の夏木マリ以下、近所のセレブ主婦たちがステレオタイプの意地悪金満主婦と描かれているのでドラマ全体は薄っぺらである。鈴木京香も照明の具合では年寄り臭い。ただ、神戸の少年犯罪事件の舞台でもあった「一見平和、その実世間を震撼させる事件を内包」地帯の人間界のドロドロと、陽光溢れる美しい戸建て群との対照で、以後の展開を覗き見てみたい誘惑にはかられる。病気の宮迫、こんなとこに出てて大丈夫か。(放送2013年1月18日22時~)

(黄蘭)

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