南極大陸が消える!?最新調査でわかった「半分がゼロメートル地帯」

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   地球温暖化がもたらす恐ろしげな状況といったものは、あちこちでシミュレーションされているが、なかでも視覚に訴えかけてくるのは、海面の上昇であろう。日本の東京など海に近い都市の多くが水浸しになり、台風はやたらと増え、津波の被害も増すという。これはどうにも黙示録的だ。

地球温暖化で海面9メートル上昇!6メートル分が南極の氷融解

   「クローズアップ現代」によれば、温暖化で気温が3度高くなると予想される約100年後には、海面が9メートル上昇しているかもしれない。この試算はフロリダ大学のアンドレア・ダットン准教授の研究によるものだ。100年後の推定気温は12万年前の状態に近いはずだという。当時の海面は現在より高かった。そこで陸上のその時代のサンゴの化石を探して推定したところ、海面は現在より最大9メートルも高かったことがわかったという。そのうち6メートル分は南極の氷が融けた分だと推定されるという。

温かい海水侵食で大規模崩壊

   さらに悪いことには、最近の調査で南極の氷がこれまで考えられていたよりも融けやすい可能性が出てきた。南極は氷で覆われた大陸だが、厚い氷の下の土地の様子はよくわかっていなかった。飛行機から特殊なレーダーを使って調べてみると、海抜は予想より低く、45%が水面以下だったという。素の南極大陸の半分近くはゼロメートル地帯というわけだ。土地が低いということは、水が入り込みやすい。温かい水がどんどん浸食し、水が下から氷を融かして、大規模に崩壊させる恐れがあるそうだ。

   終末は近し――とは昔から言われ続けていることだが、ついに残り100年ほどに迫ってきたのだろうか。ただ、「(南極の氷が溶けるのは)何百年か何千年か、気候の条件にもよる」(東京大学・阿部彩子准教授)との見方もあり、人間がその正確な時を知るのはなかなかむずかしいようである。

ボンド柳生

NHKクローズアップ現代(2013年1月29日放送「南極大陸が融ける?~温暖化調査 最新報告~」)

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