辞任の柔道女子・園田監督いまでも暴力容認?「踏ん張ってもらうためだった」

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   女子柔道のトップ選手15人から暴力とパワハラで告発されていた園田隆二代表監督(39)が、きのう31日(2013年1月)午後に「監督辞任」を表明した。「私の言動でご迷惑をおかけした。信頼関係が一方的だったと反省している。これ以上強化に携わるのは難しい」と話し、2月9日からフランスで行われる「柔道グランドスラム・パリ」の遠征にも参加しないという。

これまで当たり前だったことが急に批判対象に…

   園田は5件の暴力の事実は認めながらも、「暴力という観点で手をあげたことはない」とあくまで指導だったと強調した。「力があるのに、自分でカベを作ってしまっている選手に、踏ん張ってほしい、ひとつ乗り越えてもらうため」だったとして、コミュニケーション不足を「選手には申しわけなかったと思っている」という。「重圧はあったのか?」との質問には、「金メダル至上主義があるのは事実。それが私を追い詰め焦っていた。急ぎ過ぎた部分はあった」

試合中もビクビク

   ただ、自らの選手時代に「体罰はなかった。厳しい指導は受けたが、体罰と思ったことはない」と答え、さらに「叩くという指導はあるのか?」と聞かれると、「はい、あります」といった。

   園田は「明大時代の1993年の世界選手権の60キロ級で優勝。五輪の出場はなかったが、引退後は日本代表のコーチを務め、北京五輪のあと女子の監督になった。選手として指導を受けた谷亮子参院議員は、「そういう人ではなかった」と暴力に驚いていた。

   司会の加藤浩次「続投といっていたのが、一転、辞任になりましたね」

   会見に出た西村綾子レポーターは「悪い事をしたというより、従来の通りやってきたのが、今回は暴力なんだとわかったという感じだった」という。

JOCが心配な「五輪招致に悪影響」IOC委員の来日前に急ぐ対応策

   この件では全日本柔道連盟も批判されている。連盟会長の上村春樹氏は日本オリンピック委(JOC)の強化委員長を辞任する意向だ。 JOCはこの事態が2020年の五輪誘致に響くことを懸念しており、3月上旬にIOC(国際オリンピック委員会)委員が来日する前に緊急調査対策プロジェクトを立ち上げる。事件のヒアリング、各競技団体への暴力調査、選手の相談を受ける支援ステーションの設置などだ。

   キャスターのテリー伊藤「金メダル至上主義だから焦ったというのが気になった。金メダル至上主義は悪くないし、みんな暴力になるわけじゃない」

   加藤「焦って暴力というのは指導者として失格だ」

   テリー「欠点ばかり指摘するのではなく、選手のよさを引き出していくという才能が必要なんですよ。日本の選手はみなビクビクしながら監督の顔を見てる。 あれが日本の柔道の選手と監督の関係を示している」

   聞いているうちに、なでしこジャパンの佐々木監督を思い出した。あれは立派な銀メダルだったな。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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