正和様さすが貫禄!「屁もひらぬ隠居婿養子」理不尽な上意に立ち向かうや眼光鋭く豹変
<上意討ち~拝領妻始末>(テレビ朝日系)

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   正和様久しぶりのご登場である。「七人の侍」を書いた御年94歳の脚本家・橋本忍が、かつて大スターの三船敏郎主演で作った映画をリメイクした、理不尽な武家社会の物語だが、丁寧に作ればテレビ俳優たちが演じても違和感はないを証明した。テレ朝、絶好調!
   会津藩馬回り役の剣の達人である笹原伊三郎(田村正和)の長男与五郎(緒形直人)に、藩主の側室で子供もいる、いち(仲間由紀恵)が下げ渡されて嫁に来る。藩主の新しい側室に逆上して盾つき主の逆鱗に触れたのだ。気の強い姑(梶芽衣子)にちくちくいびられても、いちは従順ないい嫁で、与五郎と深く愛し合うようになった。ところが今度は、江戸表にいる世継ぎが死んで、いちの産んだ子が世嗣となるや、お世継ぎの生母としていちを返せと言ってくる。
   結論は家族を守って上意に逆らい、赤子以外は伊三郎、与五郎、いちもみんな死に絶える。剣豪・田村正和の立ち回りも凄いが、意欲のない婿養子として、死んだような毎日を過ごしていた彼が、隠居の身ながら立ち上がって追手に刃向う姿は、次第に眼光鋭くなり豹変して、さすが大スターの貫録、演技力だと感心した。
   配役が贅沢で、お側用人が「トッカン」の北村有起哉、乳を飲ませに来る小女に「毎日映画コンクール主演女優賞」の田畑智子、同じ藩の役人に松平健、一族の長老に津川雅彦と、おう、金を遣ったなテレ朝。久しぶりに正統派の時代劇を見たという印象である。(放送2013年2月9日21時~)

(黄蘭)

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