2024年 4月 20日 (土)

髙梨沙羅スキージャンプW杯ダントツ総合優勝!ソチ五輪「金メダル」もう決まった

   女子スキージャンプのワールドカップで、日本の高梨沙羅選手が男女を通じてこれまでで最年少の16歳4か月で総合優勝を果たした。W杯2戦を残しての余裕だ。日本人のスキーW杯での総合優勝は7人目だが、ジャンプでは初めて。

ドイツチーム監督「機械のように同じフォームで飛ぶからスランプない」

   日本時間のきょう18日(2013年2月)未明、スロベニアで行われたW杯個人第14戦で、1回目89.5メートル、2回目92メートルを飛んで他の選手を圧倒して勝った。 前日行われた13戦とも合わせて今季8勝となり、日本人のシーズン最多記録(葛西紀明の6勝)も更新した。

   今季は今月初めに札幌で行われた9、10戦は12位、5位と不調だったが、あとは2位が2回、3、4位が1回づつととにかく飛び抜けていて、2位のサラ・ヘンドリクソン(米)に300点近い差をつけている。

   高梨の強さの秘密は何か。ドイツ女子チームのバウワー監督は「沙羅は機械のように同じフォームで飛べるからスランプにならないだろう」という。初めて正式種目となるソチ五輪に楽しみがひとつ加わった。

踏み切りの瞬間に「私のジャンプを見てください」と唱える

   ジャンプ選手だった父の指導で7歳から始めた沙羅は、中学1年(09年)で国内大会に勝利。11年には国内女子最長不倒141メートルの大ジャンプで世界から注目された。当時14歳だった沙羅は「空中に出てから浮いている感じが鳥になったみたいで面白いです。うまくなりたいから頑張る」といっていた。昨年ナマ出演したとき、ジャンプの踏み切りの瞬間は、「私のジャンプを、見てください」と唱えながら飛ぶのだといっていた。

   昨シーズンからW杯に参戦して総合3位になり、今シーズンは第1戦から勝利を重ねてきた。昨年12月に練習中に転倒して脳しんとうを起こしたが、その後遺症もなく飛び続けていた。沙羅の悩みは「飛びすぎ」だ。他の選手より高く飛び出すので飛距離が出る。そのため、着地点が傾斜の少ない「危険域」にまで及んでしまい、いわゆるテレマーク姿勢がとりずらく、しばしば減点されている。飛距離では1位なのに2、3位というのはほとんどこれだ。

   スタジオに等身大のパネルがあったが、身長152センチは本当に小柄だ。「ソチ五輪で初めて正式種目」と高畑百合子アナが説明していたら、司会のみのもんたが「決まったの?」なんていう。「あ、W杯と勘違いした」といったが、それだって辻褄が合わないよ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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