2024年 4月 20日 (土)

環境省「中国大気汚染で注意報・警報」発令中は外出・換気自粛

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   中国の大気汚染の影響が無視できなくなってきたのか、環境省は「放置できない」と汚染濃度が高い日は外出・換気を控えるよう呼びかける「注意報」発令に取り組むことになった。

   旧正月の大型連休が終わり通常の生活に戻った中国では再び汚染が悪化し、18日(2013年2月)の中国中央テレビは「大気汚染が今世紀で一番ひどいものになった」と伝え、北京市では視界不良のために高速道路が閉鎖された。

スギ花粉と混ざり体内に入るとより強い反応

   日本では2月後半以降はスギ花粉が飛散する時期にあたる。とくに今年の花粉の量は前年に比べ2~7倍と予測されている。そこで懸念されているのが、花粉が飛散する過程でさまざまな物質がくっつく可能性があることだ。

   京都大学の高野裕久教授は「中国からやってくるPM2.5にどんな物質が入っていて、花粉と結合するとどんな悪さを起こすのかわからない部分がある」と指摘する。環境汚染物質と(花粉の)アレルゲンが体内に一緒に入ると、より強い反応を起こすことで知られているからだ。

要注意は21日九州全県、21~23日愛媛と高知、22日徳島

   九州大学の武村俊彦准教授のシミュレーションによると、PM2.5と花粉が多く飛散すると予想される直近の日は、21日が九州全県、21~23日は四国の愛媛と高知、22日が徳島という。

   キャスターの小倉智昭「なぜ中国と日本はこんなさまざまな問題をかかえなければいけないのかなあ」

   宋美玄(医師)「前から黄砂が飛んできて西日本はひどかったが、あれは飛ばそうと思って中国がやっているわけではなく、中国のせいではないですね」

   環境省は外出自粛などの注意報や警報を発令する場合、どの程度の基準にするか検討に入るという。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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