時代劇冬の時代に健闘!ジャニーズだらけいただけない…もっと多彩な役者発掘せよ
<必殺仕事人 2013>(テレビ朝日系)

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   例によって例のごとき同心としては昼行燈の渡邊小五郎(東山紀之)、仕立て屋の匳(田中圭)、経師屋の涼次(松岡昌宏)らが金で悪をやっつける話。今回のミソは元武士の剣豪・小宮山泰山(里見浩太朗)が、「もう武士の世ではない」と、愚鈍な息子の勝之進(渡辺大)を医者にするために助手を雇い、辻斬りをしてまで患者を集めるうちに、ワルの一味と抜き差しならぬ関係に陥る親バカ話だ。

   胴元のお菊(和久井映見)も毎度の通り。江戸市中に17件もの辻斬りが出て、そのどれもが急所を外してあって死人は出てない。小五郎は相当な剣の達人の仕業だと睨む。いろいろあって、最後は3人の大立ち回り。非常に画面が美しい。NHKの大河ドラマは今年も夜間のシーンが見にくいが、当作は夜間でも人物の一部分への光の当て方が上手くて、鮮明に見えるし、移動カメラが流麗である。

   黄門さんが失業(!)した里見浩太朗が悪役とは笑わせる。だが、他は東山や松岡はじめ田中も渡辺もみんなジャニーズだらけで、余りに偏り過ぎていてどうかと思う。ひとり歌舞伎界からの中村獅童が、芸者になって踊るのだが、さすがに年季が入っていて違和感がなかった。時代劇冬の時代に、鬼平犯科帳と必殺仕事人だけは途切れ途切れにでも続いている。ジャニーズに限らず、大御所が死んで危機を迎えた歌舞伎界から、もっと多彩な役者を起用すれば、ドラマも盛り上がるだろうに。関西にもいいのがいると思うよ。(放送2013年2月17日21時~)

(黄蘭)

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