がん検診「アラフォー女性」なぜ受けない?「自覚症状ないから」で手遅れに

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   厚生労働省の調査によると、女性にがん検診の受診率は20%だが、40代の専業主婦はほとんどが受けていないという。がん発症が増え始める年齢なのだが、家事や子育てに忙しくて後回しになっているのだ。「街で声を聞いてみると、検診を受けなければと思っている人は多いですが、でもなかなか一歩が踏み出せないといいのです。どういう理由からなのでしょうか」(高橋さとみアナ)

受診優先は「乳がん」「子宮がん」「死亡率1位の大腸がん」

   練馬区の八百幸美奈子さん(41)は区役所から検診のお知らせを受け取る。でも、八百幸さんは受けていない。理由は「どんな検査をするのか不安でした。それに自覚症状もないし大丈夫じゃないかと」というものだった。街で聞いても、「身内にがんの人がいないから」、「子育て中で自分の検査は後回し」「検査は痛いと聞いている」「検査日に行けない」などの声が多い。

   国が推奨しているがん検診は、胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮がんの5種類だ。「どれから受けるべきか、とりあえず受けるべきなのはどの検診なのか迷います」と八百幸さんは考え込む。

   国立がん研究センターの斉藤博部長は「この検診は健康体の人が受ける検査です。優先するのは女性特有の乳がん、子宮がん、それに女性のがん死亡率の1位の大腸がんです。検診を受ければ死亡リスクが下がっていきます」

自治体が検診無料クーポン配布

   乳がんは40歳から2年に1回のマンモグラフィ検査、子宮がんは20歳以上から2年に1回の細胞診検査、大腸がんは40歳から1年に1回の便潜血検査、胃がん、肺がんは40歳から1年に1回のエックス線検査が実施されている。

   高橋「乳がん、子宮がん、大腸がんの3種類の検診には、自治体によっては検診無料のクーポン券が配られたりもしています。検診の時間は乳がんが10分程度、子宮がんは細胞を取るだけなので5分くらい、大腸がんは便の検査のみで内視鏡検査は再検査の人からです」

   斉藤部長「内視鏡検査でがんが見つかる人は全体の3%から5%くらいです。ポリープなどが見つかって、切除が6割から7割を占めています。つまり、がんになる前に発見されてがんを防いだ事になります」

(磯G)

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