小林薫が案内「熱狂と受難のパリ」目見張った大聖堂「内裏」特別公開 
<美の巨人たち パリSP ノートルダムの悲劇>(テレビ東京系)

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   パリのシンボルの1つ、シテ島にあるノートルダム大聖堂の歴史はドラマチックだ。1163年にパリ司教のシュリ―は「首都に相応しい教会を持たねばならない」と宣言して、ゴシック建築の神髄と言われる大聖堂の建設を始めた。今年で850周年である。十字軍で財政が逼迫した時には、市民が立ち上がって莫大な寄付が集まり、200年かかってやっと完成した。年間の入場者数は1400万人でパリ1。
   レポーターの小林薫が格別の特例で「内陣」と呼ばれる、一般人の立ち入りは許されていない奥の奥の広間に入れてもらえた。ここは、ルーブル美術館の目玉作品、ダヴィッドの「ナポレオンの戴冠式」が描かれた場所で、あの巨大な絵ほど広くないのは、ナポレオンが己の権威づけのために部屋を大きく描かせたのだとか。筆者もパリで10回以上も見た絵であるが、場所のことは知らなかった。
   18世紀フランス革命の時には、市民が支持した大聖堂なのに市民によって破壊されて、正面にある王達の彫刻の首はちょん切られるわ、胴体は剥がされるわと散々な暴力に遭ったのである。その残骸が今でもクリュニー中世美術館にある。ここは初耳だった。世界の首都たるパリが、第2次大戦中のナチス占領時代ばかりでなく、遥かな過去から受難の歴史を辿ってきたということは悲しいことであるが、それでも尚、今の我々にあれほどの美を揃えて見せてくれる僥倖は筆舌に尽くしがたい。ところで、小林薫、髭がむさ苦しいぞ。(放送2013年2月23日22時~)

(黄蘭)

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