2024年 4月 18日 (木)

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黒田東彦日銀総裁に期待したい「政治家にも全く媚びない頑固」

   週刊誌の楽しみは新聞・テレビでは読めない情報を知ることにある。そういう意味では、今週の週刊誌には「裏情報」とでもいうべき記事が多くある。『週刊文春』と『週刊新潮』でやっている次期日銀総裁に決まっている黒田東彦の「息子の不祥事」もその一つである。

   黒田は財務省出身だが、本流の主計畑ではなく主税畑と国際金融畑を歩み、通貨政策を取り仕切る財務官に就任し、2005年からはアジア開発銀行総裁を務めている。文春で政治ジャーナリストは黒田のことをこう評している。

「国際金融の世界でも知名度は抜群です。オックスフォード留学経験もあり、英語はオックスフォード訛りも使えるほど上手ですし、九〇年代から、当時の大蔵省では珍しくインフレターゲットを主張していましたからアベノミクスとの相性もいい。何より、典型的な財務官僚ではない国際派ですから、一般的には財務省に取り込まれた印象はない」

   財務省としても15年ぶりに日銀総裁の椅子を奪還できるのだから万々歳だというのだ。その黒田に2つの懸念材料がある。財務省関係者がこう話す。「人当たりはよいのだが、コアに頑固なものを持っていて、よくいえば芯がしっかりしているが、『清濁併せのむ』とか『融通無碍』という部分がない。政治家にも全く媚びないから、いわゆる事務次官タイプではない、というものでした」

   いま1つは16年前に20代だった息子が、麻薬取締法違反の容疑で逮捕されたことだという。しかし、安倍晋三総理はすでに成人していた息子のことだから黒田とは別人格、日銀総裁の適正とは関係ないと断を下したという。当然の判断である。

   黒田に期待するとすれば、「政治家にも全く媚びない、コアに頑固なものを持っている」ところだ。日銀法改正にまで踏み込もうという考えのある安倍内閣に、唯々諾々と付き従うのではなく、日銀の独自性とリーダーシップを発揮して、一日も早く景気回復を軌道に乗せてもらいたいものである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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