2024年 4月 23日 (火)

五輪招致でIOC評価委取り込みの秘策「皇室おもてなし」皇太子さまと面会

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   国を挙げての「おもてなし」である。IOC委員による2020年東京五輪の開催計画の視察がきのう4日(2013年3月)から始まった。2016年や大阪招致の失敗を反省し、周到に準備された作戦のようだが、果して功を奏するか。

   きのう午前8時から始まった歓迎行事では安倍晋三首相が英語であいさつし、五輪の歌まで歌った。有明テニスの森では猪瀬直樹東京都知事がロンドン・パラリンピック金メダリストの国枝慎吾選手と1時間半もラリーを披露するなど、汗まみれの奮闘を見せた。アスリートたちも動員され、女子サッカーの澤穂希選手やフェンシングの太田雄貴選手らがプレゼンターとして起用され、太田は「(メモの)紙がボロボロになるまで読み込みました」。街も歓迎一色で、一行が通る銀座の晴海通りにはたくさんのフラッグやポスターが掲げられムードを盛り上げた。

ロンドンではエリザベス女王が晩餐会

   そうしたなかでも、最大の秘策は皇室だという。猪瀬は「4年前の招致活動では皇室がまったく見えなかったが、今回はその轍を踏まないようにしたい」と語っていたが、願いが叶い、皇太子さまと評価委員会との面会が実現した。

   これについて、五輪評論家の伊藤公氏は「投票権を持つIOC委員は101人とされていますが、プリンスとかプリンセスとかいわれている人が12人くらいいます。IOC側からいえば、皇室に対してある尊敬の念を持っているといえます」と語り、その効果に期待する。2008年の大阪五輪招致活動に携わった早稲田大学スポーツ科学学術院教授の原田宗彦氏は、「ロンドンの招致でも、エリザベス女王がバッキンガム宮殿で晩餐会を開き、IOC委員が全員帰るまでバルコニーでずっと手を振っていたという異例の対応もありました。今回は日本の強みを生かした招致活動になると思います」と話す。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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