古舘伊知郎「震災特集」共感!金の匂いプンプン…海岸つぶす巨大防潮堤のいかがわしさ
<報道ステーション 震災から2年の現実>(テレビ朝日系)

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   全部の局を網羅したわけでもないし、全部の新聞の特集を読んだわけでもないが、偶々見たこの番組の主張に一番共感した。震災2年目命日のこの夜、司会の古舘伊知郎は大谷海岸から放送したのだが、津波除けのために369キロメートルにもわたって東北の東海岸に巨大な防潮堤が造られるのだそうだ。高さが高いので、台形になった底辺は差し渡し45メートルにもなる。気持ち悪いコンクリート壁が延々と続く様を想像するだに恐ろしい。もう日本ではない。
   昔々、例えば湘南海岸の美しかった砂浜が、波除けブロックのテトラポットがごろごろするようになって以来、わが風光明媚な海に囲まれた祖国は、まるで優しい魚や海藻たちを拒否するように殺風景な海辺になった。生態系も狂ってしまうとプロはいっている。巨大で真っ黒な台形の防潮堤に囲まれて、その中に住む人は、毎日毎日、いかつい壁ばかり眺めて心楽しいだろうか。
   住民の1人がいっている。「初めに防潮堤ありき」で、どんな経緯で決まったのか不明朗だ。「防潮堤を造るより先に、土地をかさ上げして津波が来ても波を被らない高台をつくって街にするのが先」と。正に正論である。農水省や国交省は以前から、コンクリート計画を着々と進めてきたのだ。恐らく自民党に戻って、寄生虫のように業者が金の匂いのする計画にすり寄ってきていて、地域に住む住民たちは置いてけぼりで黒壁計画が進められてきたのに違いない。喝!(放送2013年3月11日21時54分~)

(黄蘭)

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