テレ東やるなあ!真夜中にゃ勿体ない佳作…美男でも演技派でもない瑛太「不思議な存在感」
<まほろ駅前番外地 9回、10回>(テレビ東京系)

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   テレ東、やるなあ、というドラマである。9回は義父殺しの嫌疑で行方をくらましている高校生・園子の友達の清海を、裏社会の星(高良健吾)が匿ってくれと多田啓介(瑛太)のところに連れてくる話だ。多田と行天春彦(松田龍平)は相変わらず、さっぱり流行らぬ便利屋稼業なので、怪しい話だと思いながらも預かることになる。
   このドラマの見どころは、瑛太と松田龍平と高良健吾という若手の旬の役者たちを集めて、一見シリアスでサスペンス風味の物語が進行するのだが、「まほろ」という架空の町で、澱んだけだるくぬるいテイストの日常を描きながら、ドキッとする事件を描く。三浦しをん原作。タイトルバックの、長い商店街を主人公2人が延々と歩くシーンからして中々センスがあり、深夜の放送が勿体ない。
   瑛太は今期、フジの「最高の離婚」でも現代夫婦のややこしい丁々発止を軽妙に演じているが、当作品では働かない男・行天とのチグハグな同居生活を、これまた独特の存在感で演じる。整ってはいるが、いわゆる今時の美男子系ではないし、濃い演技派的演技でもないのに、いい作品でいい役に恵まれている不思議な俳優だ。
   「ドラマ24」とはいえ、真夜中の零時過ぎから始まる連ドラを、一体どれだけの人がオンタイムで毎回みられるのか。筆者はオンエアされる時間帯や曜日も重要なファクターだと考えているので、録画視聴はなるべく避けたい。だから、真夜中の佳作は本当に困る。(放送2013年3月16日0時12分~)

(黄蘭)

採点:1.5
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