杉下右京してやられる!警察トップが「海外逃亡手助け」…巧みな脚本、次シリーズ楽しみ
<相棒season11 最終回SP 酒壺の蛇>(テレビ朝日系)

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   23日(2013年3月)に封切られた「相棒 X-DAY」という劇場映画も見てきたが、これは捜査1課刑事の伊丹(川原和久)とサイバー犯罪対策課刑事・岩月(田中圭)が主演で、休暇中の杉下右京(水谷豊)はロンドンからほんのちょっとしか登場しない。一方、この最終回は2時間スペシャルで右京さんまみれ。どちらも組織の上層部の陰謀が核である。
   警視庁幹部の恩地刑事が毒キノコを食べて死亡、即効性でないのに自ら助けを呼ばなかったのはおかしいと殺人を疑って右京が乗り出す。実は日本製の炭素繊維が外国の戦闘機に使われていたのを極秘捜査している過程で殺されたとわかる。事件はいろいろあって、最後に現場は欺かれる。つまり、相棒の甲斐亨(成宮寛貴)の父・警察庁次長(石坂浩二)が、外国人の大元の犯罪者をまんまと逃がしてしまうのである。それは敵国に拘束されていたアメリカ人を解放するための交換条件として、日本政府が犯人を逃がしたのである。
   例の通り、現場はギリギリと歯ぎしりし無力感にさいなまれるが、国はアメリカに恩を売ってウハウハ、死んだ刑事が恩地とは之如何に!「X-DAY」は現実に起きた先日の韓国サイバーテロを先取りしたような話だし、「酒壺の蛇」は遠からず起こりそうな話でもあり、「相棒」のスタッフ~脚本(櫻井武晴)ほか~中々やるじゃん。かつては馬鹿にされていた「相棒」が今や20%越えの優良ソフト、水谷豊が駄々をこねても、テレ朝さんよ、次シリーズもやっておくれ。(放送2013年3月20日20時~)

(黄蘭)

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