谷川俊太郎感激!東儀秀樹が自作に曲付け「宇宙船の窓から地球を眺めているよう」
<世界人間旅行 『あの人に逢いたい』~谷川俊太郎に逢いたい~>(BS朝日)

印刷

   改編期の夜8時台は、ほとんどの番組が騒音公害のギャーギャー騒ぐバラエティばかりで、見るに堪えないのでBSに回す。予想通り小粒だが爽やかな対話ドキュメントを見つけた。名手、重延浩が演出した谷川俊太郎と訪ねる人との会話である。ゲストの人選がいい。モデルで女優の杏、ママさん女優の竹下景子、雅楽師の東儀秀樹の3人がそれぞれ谷川の詩で好きなものを読み、語り合う。
   筆者は谷川の詩の愛読者ではないので、3人が選んだそれぞれの詩が新鮮だった。東儀が選んだ宇宙から地球を見る詩には東儀が曲をつける。これが素敵な曲である。東儀は音楽大学にも行っていないしピアノも習ったことがないそうだが、心を癒す優しいメロディで、彼がモテモテなわけがわかるような気がした。谷川は「宇宙船の窓から地球を眺めているような曲」と表現、言えている。
   他に、1人っ子で谷川徹三の子息である俊太郎が子供時代の思い出を語るくだりがあったのだが、彼の「初めの記憶」は、廊下の端に汲み取り式の手洗いがあり、「バケツみたいなものがぶらさがっていて、その先から水が出て手を洗った・・・」と言った。これは今でも田舎のしもた屋では見かける道具なのに、すかさずインタビュアーが「手水鉢ですね」と言わない。谷川も2回も「バケツみたいなもの」と繰り返す。揃って常識のないのに驚いた。それはともかく、奇をてらわない静謐なインタビュー番組の佳品ではあった。(放送2013年3月23日20時~)

(黄蘭)

採点:1
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

注目情報PR
追悼
シニアの健康ライフ
Slownetからのおすすめ記事(提携)

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中